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67章目 公営ホテル
宿題と言うことで旅をしているわけだから、その宿題の内容をまとめないといけない。
シトルリンにある公営ホテルへと荷物を入れてから、これまでの旅をまとめ始めた。
澤留は、眼鏡をかけなおしつつ、レポート用紙を広げた。
ちなみに、レポート用紙は、家からも100枚くらいもってきている。
「えっと、必要なのは、それぞれのドームの話、ドームの管理をしている話、あとは都市伝説かな」
「都市伝説はいれない方がいいんじゃないか?」
ホテルの机に向かって書いている澤留へ、俺は言う。