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58章目 会話

俺たちはそのまま天井を眺めていた。

「ねぇ」

「ん?」

澤留が俺に声をかけてくる。

外は夜だというのに未だ明るく、そして、さまざまな音がノイズのように響いてくる。

しかし、それが俺たちの会話を妨げることはない。

「夏休み、いつまでだっけ」

「まだまだ先さ。それにな」

俺は顔を横に向け、澤留を眺める。

たまたま同じタイミングで、澤留も俺へと顔を向けた。

「一応部活っていうことで申請出してるし、学校は公休扱いにしてくれるさ」

出発前、学校の規則や先生に確認をしている。

だから、これだけは自信があった。

「ただ……」

今度は俺が言う。

「ん?」

顔を向けあったまま、澤留が答える。

「いや、ふと気になったんだけどさ。スーザンって、どんな人なのかなって」

「会ってみたらわかるんじゃないかな」

あっさりと答えられる。

フイッと、顔も背けられた。

再び俺たちは天井を眺めている。

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