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54章目 真実は闇の中

「それで、スーザンはどうしたんですか」

俺が恐る恐る博士に尋ねる。

「分からないの。ただ、都市伝説によれば、スーザンはその死んだ人らを連れ、この世界のどこかへと消えてしまったらしいわ。惑星上のどこかに、スーザンを女王とする国があり、そこで暮らしているという噂ね」

「なんでそこで暮らしているのかしら」

澤留が博士にスッと聞いた。

「さあ。私にも分からないわ。他の噂と合わせると、スーザンが世界を滅ぼす時の兵にするとか、はたまた世界を助けるための救世主となるとか、もしかしたら、調停者たる人物になるとか。ね。いろいろよ」

博士はほかにもいろいろとスーザンについて教えてくれたが、これのどれが役に立つのか、全く分からなかった。

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