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127章目 脱出

「ああ、これは君らにあげよう。だが、ここから生き延びれたらの話だがね」

ライトメイヤーは笑って俺らへとその装置を投げ渡した。

「うわっと」

思わず受け取るときに声が出る。

それだけ急だったということもあるが、何やら地震のようなそんな振動が辺りを包んできたからだ。

サーバー群の上にたまっていた埃なんかが舞ってきていて、キラキラときれいにも見える。

「ほれほれ、早く逃げんと潰されるぞ」

楽しそうにしているのは公楽だ。

そんな声を背にして、俺らは入ってきた扉から走って逃げだした。

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