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126章目 取り外し
「予想通りにならなかったからといっても、この子が必要なのは変わらないだろう」
「……それはそうだ。これこそ鍵なのだからな」
言いつつ、ライトメイヤーはエリーゼの背中側に回り込み、何かのねじを外し始める。
工具か何かを使っているのだろうが、俺の方からは何も見えない。
「なにを……」
急にガクンと静かになり、それからライトメイヤーは何かの箱のようなものとそれにつながるケーブルを取り出していた。
「やはり組み込み式にしておいて正解だったな。これでもう人格ルーチンに邪魔されることもないし、これの記録によって作業が中断することもあるまい」
どうやらそれは人格ルーチンを入れているハードディスクのようなものらしい。