表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
111/137

111章目 打ち上げ

ロケットは発射台から見事に打ち上がっていく。

煙を上げるのは学校の映像では見たことがあるが、ここではそんなことが起きないようだ。

しだいに地上の映像では見えなくなると、上空にある衛星からの映像へと切り替わる。

今度はたしかに、なにもなくロケットは衛星たちの中を通り抜けていく。

「……200kmを通過。宇宙空間に到達。これより分離シーケンスへ移行」

モニターを見つめたままの公楽が、現在のロケットの話を教えてくれた。

誰にも邪魔をされることなく、その分離シーケンスなるものを見ることになった。

ようは、ロケットの先端部が割れて、そこからさっき言っていた人工衛星が飛び出してくるだけのことのようだ。

そして、この衛星は火星をグルグル回りつつ、次第に離れていく。

「予定通りだな」

ライトメイヤーは別のモニターを見ている。

そこには、火星と2つの自然衛星、それにたくさんの点で表示されている人工衛星の現在位置が示されていた。

その中の1つが、今打ち上げたものらしい。

ただ、俺には見ていても何がなんだかわからないだけだ。

「発射は完全に完了。惑星間軌道へ遷移。完了。あとは自動ね」

スーザンがライトメイヤーに伝えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ