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100章目 建物

車は何物にも妨害されることなく、スクラロースという名前のドームへとたどり着いた。

ほぼ自動運転ということもあり、エリーゼにすべてを任せて俺たちは寝ていた。

おかげではっきりと頭は働いていた。

「……ここか」

俺が車から降りると、少しして澤留が降りる。

それから最後にエリーゼが俺らを先導するように回り込んでからその住所にある建物へと案内する。

「ここです」

俺のつぶやきにエリーゼが答えてくれ、建物へと入ろうとする。

が、鍵が必要のようだ、さすがに安全管理は徹底されているらしい。

「カードキーみたいだね」

扉脇にある黒っぽい板状のものを澤留が触りながら断言する。

しかし結果としてはカードキーなんていらなかった。

なにせ中からギィと軋みつつ扉が開いてくれたからだ。

こうなると道はない。

誰もいない町から、その扉へと吸い込まれるようにして俺たちは建物へと入った。

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