「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と言われて妹に婚約者を奪われました
「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」
伯爵令嬢のメアリー・アソードは、妹のステファニーにすべて奪われていた。ヘアバンドもリボンもカチューシャも。
抗議しようにも、両親は決まってこう言うだけ。
「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と。
ある日、メアリーに舞い込んだ公爵令息との縁談で、ステファニーは言った。
「お姉様、私に譲ってくださらない?」
さすがにそれは無理だろうと思った矢先。
母が言ったのは衝撃の一言だった。
「ステファニーもこう言ってるんだし、譲ってあげてちょうだい」
「どうして私にきた縁談を譲らなきゃいけないの?」
「だって、お姉ちゃんでしょう? 我慢しなきゃ」
これは、キチガイ家族に振り回されるも最後は幸せをつかみ取るひとりの伯爵令嬢のお話。
伯爵令嬢のメアリー・アソードは、妹のステファニーにすべて奪われていた。ヘアバンドもリボンもカチューシャも。
抗議しようにも、両親は決まってこう言うだけ。
「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と。
ある日、メアリーに舞い込んだ公爵令息との縁談で、ステファニーは言った。
「お姉様、私に譲ってくださらない?」
さすがにそれは無理だろうと思った矢先。
母が言ったのは衝撃の一言だった。
「ステファニーもこう言ってるんだし、譲ってあげてちょうだい」
「どうして私にきた縁談を譲らなきゃいけないの?」
「だって、お姉ちゃんでしょう? 我慢しなきゃ」
これは、キチガイ家族に振り回されるも最後は幸せをつかみ取るひとりの伯爵令嬢のお話。