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人間=変態  作者: 櫻木サヱ


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7/8

変態としての救い

変わり続けることは、ときに疲れる。

壊れ、揺れ、漂いながら生きるのは、決して楽ではない。

でも、それこそが人間の真実だ。

変化しない人間など、存在しないのだから。


私たちは、変態であることを恥じる必要はない。

皮膚の下で、心の奥で、

知らぬ間に変わり続ける自分を受け入れること――

それが、生きることの救いなのだ。


孤独も、欲望も、壊れることも、創造することも。

すべては私たちを新しい形に導く

優しい波のようなもの。

怖くても、痛くても、

その波の中に身を委ねれば、

人は少しずつ自由になれる。


変態とは、ただの変化ではない。

それは、自分を壊し、再構築し、

世界の中で新しい自分を見つける勇気だ。

傷つきながらも歩き続ける力、

不完全なまま生きる誇り。

それらすべてが、人間の救いそのものだ。


だから、今日も少しだけ、

自分を許していい。

変わることを恐れず、壊れることを恥じず、

漂いながらも歩き続けること。

それこそが、私たちの人間らしさであり、

変態としての美しさなのだから。


人間=変態。

その事実を抱きしめて、

私たちはまた、新しい自分として明日を迎える。


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