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第29話 ひぬさんはVtuber

 あれから、俺はボランティアを始めてみたんだ。思ったよりも忙しくて、いつもみたいに日記を書く時間が減っちゃったけどな。老人の見回りボランティアは、コミュニケーションがとても多かった。


 朝の6時に起きて集合は7時。この時点でかなり生活リズムが矯正された気がする。その後は他のメンバーと2人1組を組んで、自分のエリアの老人の家を訪ねる、話すを繰り返す。最初は人見知り全開だったけど、他のメンバーや老人たちの支えもあって段々慣れてきた。


 特に最近は、ひぬさんという82歳のおばあちゃんとよく話すようになった。ひぬさんはアニメが趣味で、よく聖地巡礼や鑑賞会をしていた。


 俺もニートの期間中は吾郎の家でアニメを見て時間を潰していたので、話が合う。やっぱり共通の趣味があるっていいな。


「私ねぇ、最近Vちゅーばーってもんを始めようと思ってるのさ」

「まじで!? Vtuberってあのキャラで配信とかする奴だよね! 凄いじゃん」

「孫が機材を買ってくれてのぉ。まだまだ若いもんには負けんわい!」


 今日のひぬさんは特に生き生きしていた。俺はひぬさんと話をするのが最高に楽しかった。


「田中さん、他のお宅もあるからそろそろ行こうか」

「はい! じゃあひぬさんまた今度ね!」


 ひぬさんとの日々は、俺にとってかけがえのないものになっていった。あのときまでは。


お読みいただきありがとうございます!それと、暫く投稿をお休みしてしまって申し訳ございません!大学のレポートと新しい小説の執筆に追われておりました(^^;)

新小説『転生したら魔力が無かったので、勇者の退職代行始めました。』はカクヨムにて毎日連載中です!なろうでも新しく長編を投稿する予定なのでお楽しみに!

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