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第19話 何もなかった日には「何もなかった」という事実がある

 朝、鳥の鳴き声で俺は目を覚ました。いつもの調子だ。背伸びをして周りを見渡す。特に新しい怪獣は来ていない。

 朝ごはんに海の魚を食べて、少し散歩すると、人間たちが浮かれているように見えた。小さい字に焦点を合わせると、ゴールデンウィークの文字がある。なるほど、休みなのね。

 昼は山に戻って昼寝をした後、夜は星を眺めて過ごした。


 ……え?なにも起こってないじゃないかって?分かってないなぁ、何か起こる必要がどこにあるんだ?何もなかった日は何もなかったっていう素晴らしい事実が残るんだよ。

 分からないかぁ、じゃあ例を出してみよう。例えばお前が夜ご飯にハンバーグを食べたとする。喜ぶよな。まぁ喜ばないなら他の好きな食べ物でも設定しておいてくれ。

 話を戻そう。じゃあ翌日もハンバーグだったらどうだろう。多分喜ぶやつと喜ばないやつが半々くらいじゃないかな。

 じゃあ10年間毎日ハンバーグだったら?きっと嬉しいって思うやつはほとんどいないはずだよな。まぁ一部の変態を除いて。

 そういう感じさ。最初は嬉しくても、俺たちは段々慣れていっちまう。初心忘れるべからずなんて言うけど、やっぱり忘れちゃうんだよ。だからたまに、こうして思い出してやることが大事なんじゃないか?


 とてもいい話をしてしまったな。はっはっは。そして俺はこの日常にはもう飽きたので明日は違うことをするよ。

 え?言ってることとやってることが違うじゃないかって?俺は日常を大事にしろなんて一言も言ってないぜ。やっぱりなんかあった方が楽しいだろ!

ちなみに俺は毎日ハンバーグでも嬉しい変態の方だ。


お読みいただきありがとうございます!高評価感想を頂けると作者が一人で踊ります。次回は怪獣に大事件が!?

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