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怪獣だって痛い~不死身怪獣の日記~  作者: ノスケ
怪獣の子育て【ポエの成長】
12/33

第12話 子守りより引きこもりたいんだが

 俺の脳に誰かが直接語り掛けてきた。プライバシーとか知らんのか。

「もしもし、今息子の近くにいる方ですか?」

 息子?何の話だろう。

「ポエ!ポエ!」

 こいつか。過剰に反応してるし。

「あぁ、良かった!!保護してくれてありがとうございます」

 保護してるつもりはなかったけど、お礼とかくれるかもしれないからそういうことにしておこう。

「いえいえ、大変でしたよ」

 短い文の後半で本音が出た。少し恩着せがましいけど、事実だし良いだろう。ポエの親は暫く感謝の言葉を述べた後、間を置いた。お礼の事だと思った俺は、頭の中の欲しいものリストを漁っていた。

「ちなみに、今息子はどこにいますか?」

 あ、まぁそれはそうだ。俺は地球について、細かい説明をした。

 ポエとその親は瞬間移動の能力を持っているが、まだ子どものポエは上手くそれを制御できなかったらしい。かくれんぼの途中、気づいたらいなくなってたんだと。確かにかくれんぼで子どもが消えたらめっちゃ焦るわ。

 ポエの親はどうやら地球の場所を理解したようだ。頭が良い種族は助かる。そう思っていると、急にブローが飛んできた。

「大変申し訳ないのですが、迎えに行くまでの5日間息子を見ていただくことは可能でしょうか?」

 この状況で断れる奴いる?いねぇよなぁ…。

 俺は仕方なくポエの面倒を見ることにした。すべてはお礼の為に。


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