表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/137

3.財宝の山。それでも僕は…

 「これは…」私は目を丸くする。

「こ、これは…」レオンも中を見回す。

「宝物庫だ!」下級パーティーの皆が歓喜の声を上げる。

「これはすごい!初めて見る!」私も周りを見回す。

「この装備すげえ!俺たちのよりすげえ!」パーティーの皆もおおはしゃぎだ。

「この剣前に買ったのよりなんか強そうですよ。光ってますし。」レオンは嬉しそうに剣を見せつけてくる。

たしかにここにある品物は全て美しい装飾が施されており、どれもすごい装備に思える。売ればかなりの金になるだろう。

金が入ればレオンの家の片隅に立てかけられる必要もない。

「よし、戦利品を山分けしよう!」私は呼びかける。

「イリーナさんノリノリですね。」レオンが苦笑した。


「これもすごい!」

「私の杖より性能がいい。」

「この盾もすごい!」

「錆を落とせばかなり使えそうだ。」向こうで盛り上がっている。


「レオンは何か気に入ったものはある?持って帰れるだけ持って帰ろう。」私は剣や装飾品を眺めている。

「あっ、これなんかいいんじゃない?レオンが持ってるのと同じくらいの大きさだし。こんなところにあるからきっとすごいよ。」私は良さげな剣を渡す。

「いや、僕はこれがいいです。」レオンはそう言っていつもの剣を握りしめる。

「どうして?こっちの方が研げば強そうだけど。」私は尋ねる。

「いえ、僕はこのイリーナさんと一緒に買ったこの剣が気に入ってるんです。」彼の言葉に私の中の乙女ポイントが規定値を超えて倒れそうになる。

「き、気持ちは嬉しいから、まあ、それなら気に入った武器を使いなさい。」私はしどろもどろになる。

私は動揺を隠すために黙々と戦利品を漁り始めた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ