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15.見習い冒険者イリーナさん 申請編

 「あの、冒険者になりたいんですけど。」

「申請はあちらのカウンターでお願いします。」

「あっ、はい。」


「あの、冒険者になりたいんで登録お願いできますか?」

「はい、ではこちらの書類にご記入ください。」受付は用紙を渡してくる。

「あの、信じてもらえないかもしれないんですけど、私最近まで上級冒険者だったんですよ。」

「はいはい。こちらの書類にご記入ください。」受付はとりつく島もないといった様子だ。

「名簿とかあると思うんですけど?」

「前のギルドが倒壊したので記録は残っていません。早く記入してください。」受付は素っ気なく答える。

「はい…すいません。」


「では、ステータス測りますね。」受付は見習い冒険者のステータスを測るための低品質ミネルヴァの鏡に私を映す。

「はい、攻撃力3。防御力9。素早さ4。体力2。筋力2。魔力5。はい。ありがとうございます。あちらでお待ちください。」

「あの、下一桁しか測れない低品質のではなく、ちゃんとしたものでお願いします。」

「申し訳ありません。後ろ並んでおりますのであちらでお待ちください!(圧)」受付の圧に負けた私は引き下がる。


「はぁ…実際受付騙して上の階級に上がろうとする奴は多いからな…しょうがないか…」私はため息をつく。


・・・・・・・・


「やあレオン、私冒険者になったよ。」私は身分証をレオンに見せる。

『見習い冒険者イリーナ』そう書かれていた。


「よろしくね、レオン先輩。」私はレオンに言う。レオンは慌ててわたわたしている。

「私たちの冒険はここからね。」私はため息をつく。


「そういえば、マグネスは冒険者登録してるの?」

「え?何それ?」マグネスは不思議そうに言う。

「早く登録してこい!」私はマグネスをギルドに投げ入れる。


「ということで、私が見習いに陥落したから実質的に最高位のレオンがこのパーティーの正式なリーダーになるわけだけど。」私は切り出す。

「ま、マジですか?」レオンは青ざめる。

「マジです。」

「え…ええ?」レオンは困惑する。

「よろしくね。リーダー!」私はレオンの肩を叩く。

「よろしくねリーダー!」マグネスも私の声真似のつもりか裏声でレオンの肩を叩く。


「が、頑張ります…」レオンは気が抜けたように力無く笑った。


新米リーダーレオン編も併せてスタート!

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