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Philosophy

作者: 了 最華
掲載日:2016/12/19

「『もしもこの世界が人類以外の高度な文明の発展した超生命体によるシミュレーションで、人類はそのシミュレーションのままに生まれて、生きて、死んでいく』………と言う様な考え方は昔からありました。

 

 俗に言う「シミュレーション仮説」。


 2003年にスウェーデン人の哲学者ニック・ボストロムによって提唱されたこの仮説は、突拍子も無く荒唐無稽な物にも思えたが、様々な学界で議論を呼びました。


 理由は様々です。

 

 『地球上に生命が誕生する確率が、非現実的なほどに低い』という事。

 

 一説では、その確率は『10の283万乗分の1』とも言われています。つまりゼロ近値。それに加えて太陽を中心とした惑星達の回転、速度、位置、重力の有り得ない正確さ……これをただの偶然として片付けるのは難しいでしょう。


 そして地球外生命体が存在する可能性。

 

 『ドレイク方程式』はご存知でしょうか。

 

 この方程式は、我々の銀河系に存在し人類とコンタクトする可能性のある地球外文明の数を推測するために、1961年末にアメリカの天文学者であるフランク・ドレイクによって考案されたものです。

 小難しい話は敢えてしませんが、この方程式によると地球外生命体は確実に存在するらしいです。それが例え人類より何倍も劣っているものでも、何倍も優れているものでも。


 そして極めつけは旧約聖書。


 これに記されている、『ノアの方舟』や『バベルの塔』、『モーゼの海割り』などの物語は、人間の文明が発展する以前にシミュレーションを実行している『何らかの存在』が、我々の世界に介入したことを示唆しています…。


 ………果たして、その『何らかの存在』とは一体どういうものなのでしょう? 気になりませんか?

 …我々は知っています。そして貴方も、我々と共に歩めば、知ることが出来るでしょう。


 






 さあ、貴方も一緒に祈りましょう」











「嫌です」


 俺は勢いよく玄関の扉を閉めて鍵を掛け、渡された『入会用紙』なる物を引き裂いてゴミ箱に突っ込んだ。


参考出典;


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/シミュレーション仮説


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ドレイクの方程式


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/悪魔の証明


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ラプラスの悪魔

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