表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔俠伝  作者: 自嘲亭
1/35

 この物語の舞台は、異界の「日本」である。

 現実の地名、人名と共通、あるいは想起させる名称が登場する場合があっても、それは現実のそれらとは何ら関係がないし、また現実のそれらに何ら影響されるものではないことを、あらかじめお断りしておく。

 すっかり冷たくなった男の素肌に、女は己の素肌を添わせた。女のまなざしは全裸で横たわる男の姿を悲しげに見つめ、女の手と唇は愛しげに男の身体の隅々を愛撫する。しかし男からは何の反応も返って来ず、女のまなざしはますます悲しみのいろに染まる。女の眼からは涙が溢れ、それは男の肉体のあちこちに降りかかる。

 女はやがて涙を拭い、気を取り直して、男の肉体の上に己の裸体を投げ出すように覆い被さった。そして男の唇に己の唇を軽く触れさせると、両手を男の胸に当て、その上に己の額を置いて、何かを祈るように、じっと眼を閉じた。

 週1~2回程度の更新を目指しております。

 60~70年代の邦画のプログラムピクチャーが念頭にあります。

 よろしくお付き合いください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ