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丘陵のさき 世界の先 Ⅲ  作者: 玲於奈
9/50

ヲタ度

なし

大学に在籍しながら

語学学校へ


語学学校は

中心街と

大学の

ちょうど中間にあった


はやっているのか

いないのか


今では

画一的となった

バイパス沿い

環状沿い


そのような無機質な

街並みが

もう

当時外国では

繰り広げられていた


満員のバスを

ひっそりおりて


むかう


その前方には

なんだか

さっきより

別な異性での

ヲタ度が増している


みえてきた

ひたすら平屋の建物


黙ってはいって

さらに

平屋の最奥


校舎の先に

(もう何もないともいう)

とつじょ

広がるプレハブ群


いかにも間に合わなくて

建て増した感が

いっぱい


本館に間借りの感も

大いに

いなめない


案の定

10時の休憩では、

(ティータイムともいう)

そして、

昼のランチタイムは

本館の食堂で

私たちはくつろぐ



しかしながら


「なんでおまえらいんの?」


みたいな視線をひたひたと


私は感じた


しかし

それに動じない

スペインやパキスタンの人々の

純粋な明るさ。


それに

ひかれながらも

その視線を恥じる

繊細な自分。


こうして

私の語学学校通いは

ひっそりと

はじまった。


なし

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