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丘陵のさき 世界の先 Ⅲ  作者: 玲於奈
5/50

7月 2001年 その3

なし

話がはじまった。



お金がないのでこのエアーラインになったこと


ジャパンの航空会社がいちばん安かったという


ロンドンの外国人バックパッカー専門の

格安旅行社で手にいれたという。


留学生あたりから

ロンドンの格安旅行会社あたりに

ながれたのだろう

買う人もなく



そして、日本経由でハワイにわたりたいこと

出身はNYという


私が「旅行が終われば世界いっしゅうだね」


と言って笑うと


「そうだよね」


と言って、彼女もたぶん

この場所ではじめて


大笑いした。


そこからいろいろ教えてくれた。


おじさんがハワイにいること

でも、ヨーロッパをみたくて反対まわりにしたこと


日本かハワイかシスコで

自分が専攻している短期の留学をしたいこと


私が

「あてはあるのか」

と聞くと


「何も決めてない」


そういって、くったくなく笑った。




まぶしかった。

あのころの

私の自由と同じと思った。



自由。



その日々。



その自由はついこの間のことなのに


もう、とおい昔のことのようだった。



私は、1年前

大学から追われた時のことを

思い出していた。



語学学校の日々にはいります。

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