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丘陵のさき 世界の先 Ⅲ  作者: 玲於奈
4/50

7月 2001年 その2

なし

「にほんご」


という言葉に

しはいされた空間



そこに場違いに

ぽつねんとすわる

若いアメリカ人女性。


バックパッカーのようだ



わたしと同じ匂い


なぜか親近感がわいた

思わず時間をたずねていた。




ふりかえればいろいろな国に

行った



いつもそうだが

女性に声をかけるのはためらわれた。


そのかわり

声をかけるのは

私のようにきたなく大きな荷物をもって

複数でおおさわぎしている

バックパッカー


もしくは、同じバックパッカーでも

ひっそりと旅をしている人


ひとときの話し相手が

欲しかったのだろう。



まだまだ

異質な空間



「にほんじん」でありながら

日本になじめないもの



共有感だった



彼女もこの空間にへきへきしていたようだ

しかし

まさか日本人が英語で話しかけてくるとは

思わなかったのだろう



話し始めた。





なし

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