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丘陵のさき 世界の先 Ⅲ  作者: 玲於奈
13/50

残念な はなし

なし

さて

残念な話で

後日、わかったことだが

そのころの

田村氏といえば


私が

せっせと

朝食の食堂にならび


早朝

せっせとバスに乗って

語学学校に通っている頃


昼頃から

もぞもぞと

起きだし

昼夜逆転の生活を

送っていたらしい


あわれんで

わざと

時間を変えたかと

思っていた

田村氏の朝の食堂は

なんのことはない

起きられないだけであり

今とあっては

なんのために

大学を追われたのか

なんための

語学学校なのか



バスに乗り遅れないようにする

朝のはやい私と

その当時

夜の華となった

田村氏


今だから言えるが


人生とは

まったくもって

かくも不幸なものなり

言わざるをえない


さて、くだんの

語学学校は

A、B、Cの

3つのクラスにわかれ

上級、中級、初級と

よばれていた


Aは、英語圏以外の生徒が

大学受験を目指す


Bは、高校レベル。

ケンブリッジテスト中級。

日常英会話は不自由なく

できるもの。


Cは、英語圏に来るのが

はじめてのもの。

日常英会話から勉強したいもの。

ケンブリッジテスト初級。


とあった。

改めてオレンジ色の

一枚紙。

その

学費について書かれた

説明を読むと

Cでまちがってなかったと

思うばかりであった。












なし

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