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結論


姉妹の片方が、いなくなりました。



今日は命日なんです。

一卵性双生児の半身が欠けた日。


だけど今日は誕生の日にもなりました。

二つにあったものが一つになった日。


いえ。


一つに戻れた日。



――なんと凄い日なのでしょう。



もう二度と離れる事は無く。

いつまでも、一緒なのです。



まるで奇跡のような絶望です。



やはり、奇跡と絶望は双子だったのですね。



◆◆◇◆◆



………………………。


……食卓には、お母さんがいるね。お父さんはまだかな? 仕事で遅いかな。

早く帰ってくるといいのに。

まぁ、いいや。

部活をして疲れたし。

お腹が減ったし。

久しぶりの食事だし。


早く食べたい。




……ああ。

そうだ。

折角姉妹が一つになれたんだ。

なら、親子でも大丈夫だよね。

うん。

そうしよう。

子供は母と父の一部から出来てるんだ。彼らの体内から出てきたんだ。



なら、もう一度戻ろう。



体の中へ。



回帰しようか。



とりあえず、母親がいるから。


まずは彼女の中に。


でも、ちょっときついかもしれない。

さすがに十数年前みたいにはいかないだろう。

まぁ、母には我慢してもらおう。

裂いたら入るだろうし。

拒むわけない。

だって子供の為だもの。

子供は親にとって、愛しくて大事な筈の存在だ。

そして最後は父。

彼は――

どうしようか。

どうやったら一つになったと言えるだろうか。

やりにくいなぁ。

まぁ、いいか。

どうせ今はいないんだしね。

帰ってから決めればいいや。


よし。

思い立つ日が吉日、善は急げ。

じゃあ、やるか。







さぁて、と。それでは。







――さようなら、××。

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