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ダブルサイココライド2 ―Saga Of Hermitー  作者: KJK
11章 魔女と塔・傀儡師の最後
74/111

共食い 超・救世主参上


賢人連盟 



早春

「ソクラスシティ」


ソクラスシティ中心にあるボーエン通り。

長い一本道の緩やかな坂を両側から挟むようにして店が立ち並ぶ。

坂の終わりには映画館と駅の跡地。坂の上の方にある交差点に

趣のある校舎。

私立高校だったのだろうが外観はちょっとした城のよう。

能力者養成施設「賢者の学院 S・I・W」


学院長は

ここ賢人連盟の3人の最高指導者の一人賢者ダンカンである。

因みに魔法淑女ヴィヴィは市長。マイケルは投資家。

この3人が賢人連盟の当主であるが、ダンカンは現在プラトスに。

現在ソクラスにはマイケルとヴィヴィがいた。


快晴。雲一つないスッキリとした大空。

春うららかな陽光は学園の生徒たちの眠気を誘う。

学園は元々この土地に建てられた裕福な家の子息たちが通っていた

プライベートスクールを改装して作られた。


建物の外装や内装は正しく賢者の学院と言えるものであったが、

生徒たちは賢者の卵というよりも寄せ集められ学院の制服を着させられた集団。

5歳児から最年長で90歳の老人までいる。

現在賢人連盟では学園の2期生を育てている所。

一年後に卒業、もしくは学園に残るかを彼らは選択しなければならない。


その学院があるソクラスシティの中心から東に路面電車で15分ほど

揺られればそこは緑地が多い住宅地になる。

モス私立図書館は近隣の住民以外立ち入り禁止の庭園内にあった。

マイケル・モスが個人で作った図書館は表向きは

M・M研究所所属研究員と賢者の学院関係者は利用できることになっているが

実際には利用者は月に10人にも満たない。


司書は数人。具体的には2人と一匹。

ジェシーとその愛猫のミケである。


いつも通りミケが図書館入り口前のベンチで日向ぼっこをしてから

館内カウンター上に場所を移動寝転がりながら伸びをする。

欠伸をして再度昼寝。この後庭園をぐるりと散歩するのが日課である。

ジェシーの方は庭園の花木に水をやっていた。

グレーのジャケットにワイシャツに暗い紺のネクタイ、紺のパンツ。

過去所属していた勢力の教え通り、スマートに着こなしていた。

太陽が眩しい昼下がり。ジェシーが品の良い腕時計で時刻を

確認したあと眩しそうに空を見上げた。


「今日じゃなかったかな、何が起きるか忘れてしまったけど。」


ジェシーが呟いた時。


同じ庭園の地下。

まさしく今ジェシーがホースから水をやっている数十m下。

モス私立図書館と隣接する研究所の地下3階。


困り顔の男が手下げランプ片手に廊下を歩いていた。

薄暗いが光源は十分ある、ランプは魔道具の熱心な収集家でもある

この男の持ち物であった。

効果は害意の消失、この薄緑色の儚い光を前にすると大体の生き物は攻撃性が弱まる。

クリーン・ランタン。


薄暗い廊下を進み奥の扉を開け部屋に入る。

部屋の奥には分厚いアクリルガラスで出来た壁があり

横にはその部屋に続く扉。扉は分厚く部屋の壁と同じように

マナを通しにくい性質の金属で厚さは30センチ以上。

捉えた高位能力者を逃がさないように厳重に作られた牢であった。


賢人連盟では能力者及び魔物に格付けを行っている。

それぞれ別の呼び名で。

能力者=敵味方の区別なく人間で力に目覚めたもの。

魔物、魔獣=力に目覚めた生物。異星獣も含む。


格は5つ。D~Sまである。


それぞれ賢人連盟の幹部たちはドーナツ、ビースト、アドバンスド、スーパーなどと

好き勝手に呼ぶ。

頭文字があっていれば何でもいいらしい。


Sが最上級。Dは最下級。

力に目覚めた能力者の多くはDに留まる。

能力に目覚めると体内及び体表面にマナが循環。

マナは防護フィールドのようにも働くし、

パワードスーツのように身体能力を飛躍的に強化する。


グレードD能力者:ドーナツ、Dirt ダート、汚れ

生身でヒョウなどに立ち向かえる程度の身体能力。

一般人がDになった場合の例。

100m走 11秒~? ベンチ250~?

握力 180~? 

マナの扱いもまだまだ。

防御面:金属バットで強打されても竹刀で打たれた程度。

獣に噛まれても深い傷には至りにくい。


グレードⅭ能力者:Common、Cake、Coffee、Candy, Coconut, Chief

コモン、ケーキ、コーヒー、キャンディ、ココナッツ、チーフ


以前の地球の野生動物には容易には負けない。

100m 6秒~? ベンチ 300~?

握力 350~?

防御面:銃弾を弾きかねない。

刃物で刺されても深くまで通しにくい。


グレードB能力者:BETTER, BEST, BEER、BAGLE, BEATLE, BEAST、BLESSED、BISCUIT

ベター、ベスト、ビアー、ベーグル、ビートル、ビースト、ブレスド、ビスケット

完全に人間離れし始める。

100m ??? ベンチ 700~???

握力 1000~???

防御面:並大抵の銃弾は弾く。霊的防護もGOOD。

個性的な能力を扱い始める。


グレードA能力者:ARCANE, ADVANCED, ASCENDED,

人外。以上。


その更に上に「S」SUPER, SUPUREME, SPECIAL, SWEETS, SUGAR, SAINT,

この格に関しては賢人連盟が確認した中で最上級の力を持った個人。




このグレードの他に脅威度が制定されている。


危険度:低  個人的脅威  (C・D格の犯罪者、もしくは一般市民を脅かす魔物)

   :中  集団的脅威  (B格の犯罪者、大型魔獣 河馬や陸竜)

   :高  勢力的脅威 (A格の敵対者。各種小~中・大規模勢力そのもの。)

   :大  深刻な勢力的脅威(大規模~円卓の勢力級脅威)

   :最大 世界的脅威(黒い災厄や、3FAITH及びスケアクロウ。堕天使ゾンビと死物等)


これの格付けで言えば

困り顔の男マイケルはSUPERのS格能力者。



そして牢の中に居る存在はSに近い「A」に分類される能力者である。

「S」は普段出会うことはまず無い、運命の力を持つ

勢力の当主などが「SUPER」とされている。少なくとも今の所。


ガラスの向こう。

白衣の男が首輪と手錠を掛けられている。

困り顔の男マイケルが

机に置いてあったマイクを手に取り

白衣の男にガラス越しに話しかけた。


「気分はどう?」

「…最低だ。いや! そちらの気分こそどうだ? 信じられないかもしれんが

本当に人違いなんだ。私はアナタたちのいう存在ではない。

因みにアナタの気分が良ければ解放してくれるのを期待してる。」

「ごめんね、無理かな。」


部屋の外と中から同時に溜息が出た。

元々互いに期待もしていなかったのだろう。

会話は直ぐに終わる。白衣の男はうな垂れるように地面を向いた。


マイケルがマイクを机に戻す。

しきりにフェイスローラーで

耳の下の顎のラインをマッサージする。


どうにも今日は落ち着かない

何か忘れているような気がするのだ。この場所は安全なはずだし

ここにいることは悪くない気がするのだが…

直感的なものだけにどうにも安心できなかった。


マイケルはガラス越し

にいる男をなるだけ気にせずにマグカップに

コーヒーを入れ、そして再び困り顔になった。


またであった、この未来視に突然出て来る映像と思念。


===未来視===


PCの灯りだけが付いている狭い部屋で何か調べている学者。


何処かの村、夜テントの外で子供に何か語り聞かせている老婆。

少しアメリカンインディアンの部族のようにも見えた。


場面が変わる。


サーカスの舞台。

3Fが椅子に座り煙草を吸っている。

ぶつぶつと何か呟いてた。

「外から種子は撒かれた、それが個性化を促しているのか? 

内なる神は何もしない。いや、何も出来ない? 先手を打たれた?

衝突した時… 本当に勝ったのはどっちだ?」

===


3Fは様々な予想をしていた。

生物の急速な変化、変質には原因があるはず。世界が変わったが生物も変わったのだ。

そして原因は微妙に違う可能性があるとも言っていたがマイケルにはよく分からなかった。

あのエイリアンや、魔物達、地球の動物、人も含めての個性化の進行を

促している? 聖種のミュータントなども根っこでは同じなのか?



マイケルはあのエイリアン達、ヒト型やイヌ型、その他も

ミュータントのように元々人間や動物なのでは?

とその可能性を考えていたが未だ答えは出ない。

彼らは何処から来るのか。どのように交配しているのかも不明。

性器はあるようだが…

正し未来においては…


答えの出ないことを考えていると疲れる。

只でさえ未来視は脳にも精神にも負担がかかるのだ。


思考をストップし、ポットのスイッチをつける。

机の上には赤ん坊の顔のような樹木が置かれている。

「ビズゲオルグ」と鉢に書かれていた。

盆栽とも少し違うかもしれないが

3Fが置いていったものだった。


お気に入りのウェッジウッドのマグカップに入ったコーヒーを啜り

ガラス越しにレイを眺める。


レイ・レイライン・ブレナン……

暗黒教団の教主だった男。

まだ彼の勢力が健在だったころここを侵略する気満々だったのは

知っている。マイケル自身は気にしなかった。

レイは3Fに殺される運命が見えていたからである。

本流が3Fに飲まれなければ本流事潰されて終わりだった。


しかし未来は変わった。レイは生き延びた、彼自身は何も理解してなかったが。

3Fの友人の死と言うタイミングもあって

偶々殺されなかった男。


そして少し予定の未来よりも長生きしたレイはSINウイルスを作り出した。

狂科学者エドと共に。このウィルスに3Fが目をつけた。目下改良中。

それにレイを協力させようという所なのだが。


本人は姿を3Fに変えてもらったというのに

何故か人違いだとしらばっくれている始末。

本当に通用すると思っているのだろうか。

さすがに現実逃避にも程があった。


マイケルの眼から見ても3Fのヴィジョンは上手くいっていた。



3FAITHのヴィジョン。

ドリーム・ワークの第一段階

ソウル・イレイス・プロジェクト。

この魂消滅計画にSINウィルスはこれ以上ないほどにぴったりだった。

このウィルスは通常の生物に感染する、風邪のように。

そして死んだときに発症するのだ。

死んだ生き物は眠っていたSINウイルスによって

霊魂を強制的にはじき出された後、死物となる。

この作用に3Fが目を付けた。


その時に魂を消してしまえるなら?

それが出来なくともはじき出した魂の行く先を誘導出来たら?

3Fの能力「ソウルスティール」でちまちまと魂を刈り取らないでよくなる。



3Fの世界を拡張すれば…

3Fの世界で魂を消化すれば…

世界中の生き物が感染し死んだ時…本当の意味で。

真に死んだらお終いの世界が訪れる。

死因は怪我だろうが老衰だろうが何だって良い。

輪廻転生などさせない。


彼の言葉を借りれば

「別にいいでしょ? 皆人生一度切りだっていうじゃない?

私が本当に世界をそう変えたって何も変わらないんだよ。最初からね。

皆が思っていた通りの人生と世界のままさ。」


また3Fのヴィジョンが一歩着実に進んだ瞬間だった。

まずは大量の資源を手に入れること。

そして夢を達成するための具体的な手段。


奴はもうここまでたどり着いてしまっている。

今はまだ不完全だが捕らえたレイ・ブレナンを協力させて

完成させるつもりであった。


一つだけ誤算だったのがエドの行方。

奴がいなければ超・SINウイルスの作成は遅れる。

これに関して言えばレイよりも

エドの方が重要だったのだ、しかしそれも時間の問題。

さらにレイの生贄魔法を使用する必要がある。


3Fは素材はあるが見失ってしまったと言っていた。

背の小さなブロンドの女。この子は恐らく…


後はこのウィルスを世界中に撒き、対応させないこと。

今は魂は3Fの世界にて消化しエネルギーに変えているが

この死物から転送された魂を大量消化するラインが出来上がれば

3Fの力は神に匹敵することになるだろう。


そしてそれが叶ったら次は世界を消す手段だ。

どうやって世界を消すのかそれはマイケルには皆目見当もつかなかったが

マイケルには見えていなかった未来を3Fは実際に作った。

この課題も奴なら解決するかもしれないと

思うと恐ろしかった。そして自分に出来ることはこれ以上考えないで

運命を天に任すことだけであった。




……

尾が二つある三毛猫が寝っ転がりながら小さな毛糸のボールとじゃれていた。

庭園で水あげをやっていた男が図書館に入っていくとカウンターの上から

ボールが落ちていった。

猫は地面をじぃっと見てボールを追いかけなかった。


「ミケ? 何か来たか。」


尾が二つに分かれた三毛猫がくるりと飛び起きて

宙に浮くと空間が淡い光に満たされる。

次の瞬間にはもう図書館にはジェシーもミケもいなかった。



@@


研究所地下3階。着信音。

マイケルの端末。同時に施設内の照明の色が変わる。

緊急事態を告げる音が鳴り響いた。


ジリリリリリリ


サイレンというほど大きな音ではないが、無視できるような音でも無かった。

ガラス越しに白衣の男が騒ぎ始めるが無視。


「もしもし、ヴィヴィ!?」

「マイケル! 魔法防壁が突破された! 何かが侵入! 『スーパー』だと思う!

ステルス能力が高いし、速すぎて捕捉出来ない! 

ワイズマンの人間に精神浸食を掛けて…」

「掛けて? ……」


「ん? ごめんなさい。 勘違いだったかも。何を話したかったのだっけ…」

「いや、いいよ。それよりお客さんが来てるからまたね。

警報もそっちで切っておいて。」


サイレンが鳴り止み

再度ヴィヴィアンが詫び通話が終わった。


首筋に斧槍の刃を突き付けられつつ

マイケルが背後を振り返った。


透明な、モザイクを掛けられたようにも見える

黒縁眼鏡の男がいつの間にか立っていた。

異常な存在にマイケルが話しかける。

初めて見る顔だが幾度となく見た顔でもあった。

懐かしいような感情がこみあげて来る。


「そろそろ来ると思ってたよ。」

(本当は忘れてたけど)と小声で付け足す。


「ここからは色んな可能性に発展する。僕としてはここで殺されちゃうのかどうか。」


話しかけられた異常がショートソードほどの赤い斧槍を振り上げた時。

世界がスローモーションのようになった。

これが最後に見る光景になるかも知れなかった。

マイケルはこの赤い斧槍が恐ろしかった。

ペンキで塗ったような赤、赤いロウを塗ったようにも見える。

救急用の万能斧などはこんな色だったかもしれない。


いくら幾度となく見て来た未来だと言っても。この男が自分を殺しに来る時は

いつもこの斧で殺されるのだ。自分は悪ではないし、この男もそれを知っていた。

3Fを倒すためなことはわかっていても怖いものは怖い。

殺された場合、その続きの未来は分からない。

自分がいない世界線の未来はあまり見ない。


余計なことを考えつつ、

ここで自分が死ねば3Fは少々困ったことになるだろうとも

思った。それならば受け入れようか。

もう人の一生、何個分の未来を見て来ただろう。

普通の人間の数倍生きたと思えば…


唇を結び鼻の穴を広げ涙で目が

いっぱいになりながらマイケルは斧を見ていた。


その時、空間が揺れた。

何もない空間から見覚えのある顔

淡い色のスーツにサングラス。白い髪に立派な髭。

味方のつもりはなかったが、今この状況で最も頼もしい男だった。


超・救世主。


この時ばかりは本当の意味でマイケルには3Fが救世主に思えた。

賢人はすぐさま転移薬品を使用。この場から逃げ出す。


救世主が登場して

そこでほんの一秒か、どんなに長くても2秒もない時間。

戦闘があった。

部屋はここにハリケーンでも入り込んでしまったかのような有様。

愚者と隠者の3ラウンド目は一瞬で決着することになる。


まず愚者、3Fが鬼神のごとき霊気を宿した拳で隠者の胴に穴を穿つ。

隠者が崩れ落つ。「ソウルスティールッ!」

愚者が先ほどの物とは違う性質の

霊気で包まれた手で隠者の魂を盗もうとするが失敗。

手が弾かれた。

3Fが顔に驚愕の色を浮かべる。


崩れ落ちながら隠者の斧槍が3Fの胸を切り裂いた時、

禍々しい大狼の化け物が何処からともなく現れた。

犬っころが! 3Fが怒鳴る間もなくその巨大な顎が

愚者を丸吞みにした。

ここまで一瞬の出来事であった。


化け物狼の真っ暗な腹の中

「ソウルムーヴ!」


魂だけになり愚者が転移を試みる。

真っ暗な空間にはピンクや白、青の陶器のようにも

鉱石のようにも見えるプレートが無数に宙に浮かんでいた。


愚者の魂は反射された。

反射され跳ね返り、思ったように逃げられない。

気付くと自身の魂に何かが纏わりついていた。


隠者であった、否。

隠者の人形。最初対峙して胴に穴を開けたのとは別の隠者が

犬の腹に隠れていた。皮を被って。からくりは不明。

隠者の心は読めない。記憶から消されているのではない。

何かしらそのような力があるのだろう。

背後から抱き着いてきた隠者がチョークスリーパーを掛けて来る。


隠者の眼に光が宿っていた。

一瞬だが心が読めた。


「死体を傀儡にして… 今この一時だけ帰って来たのか! 僕の世界から!」


愚者の圧倒的なエネルギーを蓄えた魂が

高速移動を繰り返し、振動が始まる。


「夢から帰って来たのさ、お前を殺すために。」

隠者が言った。


3Fが霊気をグングンと上げ始める。

暴走したエネルギーはやがて強烈な霊的爆発を引き起こす。

爆発した巨大な霊気は

研究所の部屋の天井に大穴を開けてそこから逃げ出した。



残ったのは誰モノだが分からない死体一つ。

特別製の牢は半壊していた。



=====


異界の種 再び新世界にて彼ら生まれ

歴史の続きを歩んでくれることを

最後の希望とした 滅びは避けられない 種は蒔いた


映像が流れる

宇宙衝突 混沌 衝撃 銀河やブラックホールが捻じれ渦になる

滅びの爆発 最後の日モニター 誰かの視界

希望の種? 輝く粒子が世界を渡った 

外宇宙からの干渉という文字が浮かんだ。


大量の生物がプラズマに巻き込まれた。

次元が引き裂かれ、空間が割れる。

世界は元に戻る、戻ろうとする時霧が現れた。

霧の中 囚われた 何か…


薄暗い何もない荒野。地面は土と礫。

3Fがボロボロの姿で地面にある大きな水たまりを見ている。

薄い膜が貼られており、その向こうには大地が微かに見える。

そこにこの映像と思念が写っていたが、直ぐに消えた。



テレポーション:転移薬品


ジェシーが所属していた勢力の教え:

人は見た目で判断する、舐められんようお洒落しろ!

服や装飾品なんぞにうつつを抜かすなよ!?

人間中身やぞ! ボロボロの服を着るつもりでお洒落せい!

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