4話 風鈴 / 自由騎士団 正義の騎士 ルーベン
「風鈴 ウィンドチャイムス」
XX大陸 XX州 東部地方の何処か
高速道路付近のハンバーガー店に拠点を設けた。
拠点自体は拡張に成功。
近くのガソリンスタンドも領土に組み込んだ。
魔物とヤギのようなエイリアンの集団に今は襲撃されている。
始めは4匹程度だったが、今は15匹ほど。
チリン
ファストフード店入口に取り付けられた風鈴が鳴る。
---「三本の矢、発動」
領土内、風鈴を中心に防衛フィールド展開。
俺とジェイソン、そしてマリオの防御力が風鈴を通して領土のマナにバックアップされる。
そして俺達3人の防衛系スキルも強化。
店回りのゴミ箱や遊具、車などが一人でに動き出し合体していく。
ジェイソンのクレーンアームが出来上がりヤギエイリアンや小鬼を叩き潰していく。
マリオは訓練済みのメンバー5人に迷彩服を着させて屋上から投石させている。
俺は矢を高速で射かけながら、空中に浮かんだナイフも操作する。
直ぐにモンスターたちは掃討できた。
周囲を索敵してのこりの脅威がいないことを確認。
風鈴を手にもって鳴らしていく。
モンスターたちのマナを一か所に集まってくる。
戦場の後のマナをウィンドチャイムに。
3人で祈祷を捧げる。
マナが風鈴に少しずつ入っていく。
最後に周囲にリーンという音と、爽やかな風がひとつ吹いた。
風鈴を元の場所に移して
休息にはいる。
最近また襲撃が頻繁になって来た。
今回はモンスターに増援。
またあいつ等じゃないだろうな…
作戦会議を開いた方がいいかもしれん。
「そんなもん気にしてもしょうがねぇ!
それより生き残った人間達で信頼できそうなグループを探すべきだ!」
マリオが声を荒げる。
「ちょっと待った! この店や遊具、ガソリンスタンドも
改造している最中なんだぞ! どれだけマナを注ぎ込んでるか!」
ジェイソンが大声で抗議する。
こいつらは揃って声がデカい。
マリオは感情的になって声を上げるし、ジェイソンは元からだ。
「生き残りを探すといっても、どうやって探すんだ?」
「しらねーよ! お前らがリーダーだろ!」
「おい! 俺たちに当たるんじゃない!」
チッ、と舌打ちしながら下を向いて爪を噛んでいる。
「OK、こうしよう。 お前の迷彩服を使ってメンバーが
ローテーションで他の人類を捜索するのを定期的に行っていく。」
「……誰がやるんだよ?」
「おい!トニー! 俺は無理だぞ! 改造で忙しい!」
「俺たちがそろっていないと3本の矢は使えない。俺たち以外に行ってもらうしかない。」
「俺たち以外はまだまだ弱い! 生きて帰って来なかったらどうするんだ!」
「マリオ! いい加減落ち着け! お前がやるべきだと主張してたんだろうが!」
マリオは少しびくっとしてから黙り込む。
「できそうな範囲からやる。あまり遠くまで行かないこと。
練習だけなら大丈夫だろう。これでどうだ?」
それなら異議なし! とジェイソンが叫び
マリオも不承不承うなづいて会議は終わった。
たぶん最善の選択だよな?
守りは絶対おろそかには出来ない。
でもマリオが言うように他の人間との合流は是が非でもしたい。
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雲の隙間を縫うように、空を泳ぐ黒い影。
空を見上げた野兎がそれを見てしまった。
ウサギの魔獣はソレをみた瞬間に気が触れたような目つきになり
その後前足が無くなるまで己の四肢を噛み続けた。
それは途方もないほど巨大な黒鯨であった。
もはや存在を認めることすら馬鹿馬鹿しくなるほどの霊量に
それを見た生き物はたちまち精神を病んでしまった。
空を泳ぐ黒鯨の目に何かが写る。
何もない前方を注意深く黒鯨は見る。
思念の波のようだった。
黒鯨はその波に応じるように小さく唄った。
悲しい歌声がゆっくりと響き渡る。
大陸の向こう側まで届きそうな音の波。
黒鯨の目は眠そうにぼんやりとし始めて
周囲の雲がこの生き物の睡眠に賛成するかのように
集まって大きな雲の繭となった。
―先生。
……んせい、先生!
「ん?」
「また眠ってましたか!」
目覚めると弟子その1がいた。
あー誰だっけ、こいつは。
「君はたしか、トム?」
「ウィルですよ、トムは僕の父です。」
「え? そうだった?お父さんによろしくね?」
「もう居ないですよ… もう。」
気まずい雰囲気の中空を見え上げる。
いい天気だ、雲一つない晴天。
眠気を振り払うために村の井戸に向かう。
さっき名を名乗っていた弟子が後ろから小言を言いながらついて来る。
そうだ、歯磨きもしたいな。
動物も身づくろいは好きで、この私も動物だ。
名も知らぬ弟子が何か騒いでいるが、どうせたいしたことは言ってないだろう。
私は兎に角めんどくさがりだから…
彼の言うようなことは大体忘れてしまう。
「先生!」
「何?」
「だからぁ! この村の人たちはここから東の大きな町が
武装勢力に占拠されたのが心配で夜も眠れないんですって!」
「へぇー、そうなの。私なんか今すぐにでも眠れるけどねぇ。」
__数分後
「もう、わかったよ。話を聞きに行けばいいんでしょ?」
「お願いしますよ! 本当に!」
兎にも角にも聞き取り調査を始めないと。
一体誰なのかもわからぬ弟子がまたガミガミ言い始める前に…
「あ、ルーベンさんにウィルさん! こちらです!」
「ほら誰かが読んでるぞ、トミー。」
「先生も呼ばれてるんですよ! 行きますよ!」
トーマスに引っ張られて村の奥の集会所のようになっている家に入る。
村の村長とその奥方が色々とわけのわからんことをしゃべってたが、
あまり頭に入ってこなかった…
私はいま頭が痛い。先週ひいた風邪がぶり返したのかもしれない。
「先生! 聞いてるんですか!? 武装勢力が近隣の町を侵攻して恭順を誓わない住人に
恐ろしい仕打ちをしているんですよ!」
「そうだったっけ? ちと頭が痛いからね。話を聞くのも大変なんだよ。」
「もう勘弁してくださいよ!」
とりあえず、謝って済ませておく。
この手の口うるさい人間には有効な手段だ。
「ま、でも悪い奴ら見たいだね?」
「はい。 獣心に落ちた奴らと考えます。」
「ふむ、獣心か。 ならばやる事はシンプルだね。」
「はい!」
「『正義執行だ。』です!」
今の今までぼんやりと淀んでいた、
ルーベンと呼ばれた男の瞳が澄み渡っていく。
ウィルという青年が隊員を招集します! といって駆けていった。
それから一日を待たずして
新世界南フランス半島と名付けられた地域で武装勢力同士が衝突。
翌朝には小さな漁師町とその隣の比較的大きな都市が
武装勢力「Knights Of Liberty ナイツ・オブ・リバティ‐自由騎士軍」に併合された。
ナイツ・オブ・リバティ:悪の道に落ちた人間達に正義執行をヴィジョンに掲げる組織。
勢力規模不明。
ルーベン:42歳 身長177センチ
モジャモジャ頭 目にかかる程度の髪 無精ひげ、無気力そうな目、常に眠そう
type ヒーロー
・変身
・避霊針(突き刺すたところに相手の攻撃が誘導される、一定以上の強度のマナには無効)
・超錬気(マナを練り上げる行動に補正極大)
・七転八倒(復讐のための復習 復讐戦補正大 )
・ヒーローの呼吸
ウィル:21歳 身長174センチ
優等生、しっかり者のさわやか青年。
type 探検家
サブ 鬼
・自由人の呼吸(拘束、洗脳系 無効)
・洗練されたマナ(発散系に+補正)
・オーラソード
・オーラアーマー
・獣心解放




