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ダブルサイココライド2 ―Saga Of Hermitー  作者: KJK
2章 DEVIL'S PARTY 傀儡師と悪魔の一派
12/111

4話 悪魔襲来3


少年、アインはその後3日間死んだように眠り続けた。

部屋を覗きに向かうと、既に扉が開いていてばつの悪そうな

顔をしたアインがベッドにいた。


ようやく目覚めたか。

身体のほうも大丈夫なようで安心した。


アインが眠っていた間も夜の明けない街「Q」と山向こうの街「ローワー・プレンティ」に

小規模な襲撃があったがどれも大したことはなかった。

こちら側のポータルはエレーニとトニオ、そして街の有志を俺の勢力らしい

「ANKH」

名義で募って防備を固めている。

意外なことにエレーニが街で声掛けをしていると希望者はそれなりにいて

ANKHに加入する住人は増えていた。

まさかこの街の人間に仲間意識どころか協調性があるとは、という感じだが。

既ににQの住人百名以上がANKH構成員となった。


一方俺もANKHから伝わって来た思念により

自分が領主となっていることも理解した。

領主として成長したらしく。


==JOHN・SMITH

勢力名:ANKH (当主)

型: 霊仙 サブ:傀儡師

能力:三略 六韜 隠形 白蓮 



==領主スキル取得可能

・配下教育

・ドッグトレーニング

・恐怖政治


選べるのか、スキルみたいに。

配下教育にする。


==「8つの世界」が発動

スキル配下教育に1の世界、3の世界から祝福。

「配下教育」は

「主の種子」に発展。


まただ…

このアビリティ……

取得と同時に

新たな技能のイメージが何となく浮かんでくる。



==主の種子:領主の所有因子を部下に仕込む。



ANKHが右手に出現。

持ち手の部分と円の部分。

種が二つ埋まっていた。


可能性が詰まっていそうな技能。部下一人につき種は1つまで。

さらに領土の規模に応じた数までしか与えられない。

今の俺があげられる種はこの2つ……



ベッドで寝ているアインにはまだ安静にしているように伝えて

フロアに出てエレーニを呼ぶ。

六韜の特殊能力、役職任命する旨を伝えた。

種と一緒にこっちもやってしまおう。


選べる役職は……


・ANKH「Q」 総長代理 

・特攻隊長

・エリアマネージャー


どれがいいかと聞いてみると

総長代理一択とのこと… 


胸からANKHが出て来る。

輝きだしたANKHを右手に持ちエレーニに向ける、と光が迸り

ANKHの一部が蝙蝠とアンクが入ったデザインのバッジに成った。


「びっくりした。任命ってこれで終わり? この役職とバッジ何か意味があるわけ?」

「正直わからないから試したいんだ、何か変わったところ感じする?」


エレーニがバッジを襟につける。


「うーん、何かあるかも。よくわからないけど。ジョンの人形たちを動かせるかも。」

「俺の?」

「どっちかっていうとジョンが動かしてない奴とかの管理とか操作かもしれない。」


後でそれも検証するとして

もう一つエレーニに「主の種」も与える。

何がいいだろうか。本人に選ばせるか。


エレーニに与えられるのは1つだけ。

この中からだ。

傀儡師の種、仙人の種、隠者の種、開発者の種、軍師の種。


「この中から選んでいいよ。」

「へー色々あるのね、種を上げるとか抜かすから何かと思ったけど。

どうしようかな… 全然わかんない。」


「ピンと来るようなやつは無いのか?」

「隠者とかはなんかキモくて嫌だし。仙人も似たようなもんでしょ。

傀儡師はシンプルにキモいけど… 開発者と迷うわね。

軍師とかは性に合ってない。こういうの選ぶのって難しいわね。」

「ああ、そうだな。」


相槌を打ちながら

与えられる因子の5分の3がキモいと思われていたことに

多少ショックを受ける。


「よし、決めた! 傀儡師でお願い!」


了解……

右手からANKHが出現させる。

ANKHが光り輝き、埋まっていた種に触れると自然に取れた。

小石サイズの種。

夜の明けない街で、もっとも働く吸血鬼の給士に種を渡すと

彼女は一気にそれを飲み込んだ。


=======

配下エレーニ

総長代理&因子の影響により個性化進行。


種族 吸血鬼 → ユニーク吸血鬼・人形姫 lv1

人形姫の呼吸  オートマタ作成


タイプ ヴァンパイア・ウェイトレス → ヴァンパイア・プリンセス・ウェイトレス lv2


武器生成 再生 吸血 血まみれ蝙蝠(血を蝙蝠に変えてストックできる。) 

チップ徴収(ヘッドショット、一撃死でマナ獲得率上昇 中) 

出血ボーナス(出血させた敵の血で回復。さらに剣や弾薬などを生成)


総長代理アビリティ 

傀儡間接管理&操作   

=======



少しふらついて気だるそうにしているエレーニに

今日はもう休んでいいと伝えた。

エレーニは疲れきった顔で頷いて帰宅。

どこに帰ってるんだろうか。


俺は街の防衛の見回りにいくか。

さて、あと一つの種……

どうしようかな。まぁ焦らなくてもいいか。


外に出ようとした時、奥の廊下から気配を感じて振り返ると

アインが心配そうにこちらを見ていた。


「安静にしてなくていいのか?」

「まぁ、体は丈夫だからね。全快とはいかないけど。質問に答えるとかなら出来るよ?」

「そうか。じゃあ色々聞かせてもらいたい。」

「僕が知っていることなら答えられるけど…」


「とりあえず、座ろうか。まずはあの組織と目的。あと適正と系統とかが知りたい。」

「オッケー。えーとこの組織は悪魔崇拝者たちの集団だよ、いつできたかは知らない。

あとは教団って内輪では呼んでるね。目的は正直よくわかんない。

なんか善と悪の神が戦っていて悪の神に、もしくは悪魔に味方するんだとか。自分たちも人知を超越した存在になって人間を管理する側に回るんだ。とか

そんな感じのお題目だったかな?」


「へぇ、活動は?」

「なんか変な儀式をしたり、あとは人をさらったり、拷問したり。大体儀式以外はやりたいことを正当化してやっているだけのような感じかも。

それ以外は欲深い人とか、心が弱い人を悪事の共犯にするんだよ。」

「共犯者にして弱みを持ちあったり、匿いあったりして後戻りも裏切りも出来ないようにしてる?」

「そんな感じだね。実際には嫌いあってたり裏切ったりする人も全然いるよ。

派閥もあって分裂してるからね。」

「派閥? もう少し詳しく。」


アインの話によると

教団の派閥は大きく3つ。


一つ目は「本流」

元々一番発言力があるグループで教団のトップの教祖の派閥、一番ちゃんとしてる人が多い。

教祖はマスターとだけ呼ばれてる。アインは本流に関してはよく知らない。


二つ目は「摩天楼派」

教団の裏切り者を始末したり吸収して大きくなった派閥。

「ここは元々裏切り者を粛清して発言力を上げていったらしいけど… それとお金持ちな派閥だったね。

トップは魔上人様とか呼ばれている人。」


3つ目は「悪魔派」

アインが所属していた派閥、2つ目の派閥とたまに連携したり、いきなり逆に

敵対したりしてバランスをとりながら力を増している派閥。

「本流には逆らったことはないみたいだけど。

トップは悪魔大統領MR・アドリエル。他の2人の名前は知らない。」



「どの勢力が強いんだ?」

「難しいね、正直わかんない。」

「思想が違うとかは?」

「それも不明、ただ色はあるよ。本流は現実離れしていることをいつもいうし。

摩天楼派は狡猾な人たちが多いって聞く。MR・アドリエルは何考えてるかわかんないけど、一番残忍なのが多いのはここかもね。良く言って武闘派かな。」

「すまん、もう一度派閥の名前を頼む。」

「いいよ、本流、2つ目が摩天楼派。3つ目、悪魔派。」


「そしてここを襲撃したのは悪魔派のみ?」

「うん、世界が変わってから派閥はさらに独立してもうあんまり連携してないと思う。」

「なぜここを襲っているんだ?」

「領地が欲しいんだよ。ランドパワーが多いほど勢力も強くなる。もちろんそれだけじゃないけど。

ここの街は特殊でしょ? 住民がみんな異形だし。ランドパワーも多そうで魅力的だったんだ。」


「どうやってここを見つけた?」

「ただポータルを開いたらつながっただけだよ。

それで土地のマナはかなり豊富だし、住人や魔物は特殊な割にそこまで強くないし、

領土にぜひ組み込もうってなったらお兄さんがいたと。」


「えーと、その派閥悪魔派がネフィリムになっている?」

「いや、ネフィリムになる秘術は教団全体でシェアしてる。簡単にはネフィリムに慣れないから

選ばれた幹部だけね。」

「ここにいたネフィリム達は? 何人来てたんだ?」

「悪魔派の幹部4人がネフィリム化した。

僕は一番早く羽化した、そのあとはカルロ。あとまだ羽化してないのが2人いたけど、一人はお兄さんに殺されて、残りはあと1人だね。どっちが死んだのかは分かってない。」

「待った、小さな巨人は?」

「小さな巨人? なにそれ?」

「人間サイズのネフィリムがいたんだ。」

「……それに関しては知らないし、人間サイズのネフィリムなんて聞いたことがない… 

ごめんね、わからない。」


ふむ、頭が少しこんがらがってきた。


話題を変えよう。


「適正と系統とは?」

「えーと僕も詳しく知らないけど…

MR・アドリエルの友人がいて、その人が教えてくれたんだ。

魂には個性があって。マナをどう使うとか。

タイプや得られるスキルやアビリティはそういうものが関係しているって感じで。」


「えーと、まず魂があるの。魂のは個性があって。

どういう風にエネルギーを使うかに向いているかは個人によって違うらしいんだ。

どのくらい個性的かとか、どうやって決まるかとかはわかんない。

僕のタイプはオカルト発明家。」

「個人は、舞台=世界 それと役者=系統と適性 役=タイプ この3つだと思って。」

「舞台と役と役者?」


「役っていうのはタイプ=型 性格のなのかな、正直僕もわかんない。」

「役がタイプ… アインはオカルト発明家、俺は仙人か。」

「最初仙人だったはずなのが霊仙になったんだが… それについて何かわかるか?」

「ごめん、わからない。でも僕も最初は発明家で羽化したときにオカルト発明家になったんだ。

ジョンはネフィリムになったとかないよね?」


「ない。話をつづけてくれ。」


「うん、OK。

適正と系統っていうのは「役」じゃなくて「役者」の話だね。ちなみに道路、車、運転手でいうと車だよ。」

「それでカテゴライズ出来ると、色々役立つと。」

「そういうこと、呑み込み早くていいね! 系統は4つ。」


=====

系統は4系統あって、これはエネルギーの動きの違いだね。

性質の違いと見てもいいけど、まぁ何となく理解して。

創造・変質→変化・転化→発散・消費→保存・維持が系統


精神と物質が適正。

指向っていう風にみてもいいし、魂と世界でもいい。

適正はどちらにエネルギーを向けるのがあっているかだよ。

因みに僕は物質適正。

舞台と役者なら、舞台に干渉する方が得意。

精神適正なら逆。

=====


わかりやすく僕の場合で言ってみちゃうけどいい?

ああ、頼む。


アイン・ショービル

体14歳 実年齢18歳


「え? 18歳なの?」

「そうだよ、ネフィリムから羽化するときに自分の個性に引っ張られて姿が変わっちゃったんだよ。」

「なんかサナギみたいだな。そういうこともあるのか。」


「続けるね。

アイン・ショービル 型 オカルト発明家

系統と適性 ----- 変化・転化系統+物質適正 


それで

武器は自分で作ったヨーヨーUFOとクラゲ独楽。

技能は 暗黒耐性 物理耐性 天才児の呼吸 

    機能発明(接着、引き戻し) 武具開発


―暗黒耐性と物理耐性はネフィリムから持ち越したものだね。


因みに僕が作ったものは変化系統だけあってエネルギーの維持・保存が苦手なんだ。

クラゲ独楽とかは直ぐに動かなくなって、自分からコアだけ残して分解しちゃうし。


「へー、変化は得意だけど維持は苦手か… 俺の系統と適性は?」

「うーん、正直わかんないんだよね、一応僕の見立てだとね…

創造系統、精神適正の可能性が… でも一番珍しい組み合わせだからね。勘違いではないと思うんだけど。

創造系統自体一番レアな系統だし。創造系が苦手なのは発散系だね。

傀儡と連携しているのはそういう意味では正しいのかも。

精神適正はマナを誘導、操作、上書き、接続とかに使うのが上手だったり、スキルにも影響してくるんだ。

生き物を操る傀儡師っていうのはモロに精神適正な感じだね。」


「じゃあ、物質適正だった場合は機械とか鉄とかから傀儡を作るとか?」

「いいね! ちょうどそんな違い。生き物を傀儡化してる時点で精神だね。しかも

傀儡っていう新しい存在を創っているなら創造系だ。やっぱり!」


「創造系統とは?」

「創造系統は新しいもの、別物になるまで変質させるってことだと思う。」

「へー、エレーニは紹介したよな? 彼女は何だと思う?」


「少ししか知らないけど、物質、保存、変化が匂うね。」

「確かに…スキル的にそんな感じかもしれない。」


「このカテゴライズは何につかってたんだ?」

「特に何にも。皆ほとんど無視してたけど、僕は好きだったんだ。

自分の成長にも理解をしとくとプラスだと思うんだけど。」

「俺も面白いと思うけどな。意外と興味ない奴らが多いのか。」


「あ、そうだ。8つの世界ってアビリティがあるんだが…」


アインに聞いてみる。


「よくわからないけど、適正と機能は全部で8つって見方もできるって聞いた気が…

でも聞いた限り、そのアビリティの効果は取得したスキルを変化、または進化させるような感じだね。

創造系統のアビリティかもだけど…MR・アドリエルの友人(先生)が

8つのエネルギーを高次のレベルで極めている人間はものすごく珍しいけどいるって言ってたから

それも気になるけど… もしかして、そうなの?」


「いや、まったくわからない…

でもその個性とと適性… ユングの心理タイプに似ている。」

「心理タイプ?」

「何故か記憶にあるんだ。その説明に近い知識が…」

「へー、じゃあそのアビリティに関係している可能性もあるかもね。

ていうかだったら凄くない? 全系統と適性だよ?」

「いや、極めてはないと思うけど…」




アインと話しているとき

アントニオから

ローワープレンティの街が襲撃されていると報告。

その前に、前に傀儡化したアロンソのネフィリムの傀儡を置いていく。

アインに能力などを説明。

今は寝ているエレーニが傀儡管理スキルで使えるか今度確かめる旨を伝えた。


結構色々聞けたな。

襲撃し来ているエイリアンやゾンビたちを駆逐。

帰りに墓場のポータルにも向かう。

一度ポータルの繋がっている先の外にも出てみたかった。


ポータルを起動すると

荒野と岩山に囲まれているオアシスのような場所にでた。


目の前に鳥のようなエイリアンのようなものがいた。

周囲を軽く見渡した後こちらを見てきた。


ん? なんだ?

何しにここへ来たんだっけ?


後ろにポータルがある… 

何処かに繋がっているんだろうか…




ジョン・スミス

タイプ 霊仙 lv1

傀儡師 三略 六韜 8つの世界 白蓮 


領主、勢力アビリティ

「仙桃の果樹園」 「仙人印の野菜畑」 「傀儡の街」

「自爆人形」 「生命の湧き水」 「治癒の温泉」

「主の種子」new!


エレーニ・ルッソ

ユニーク吸血鬼・人形姫 lv1

型 ヴァンパイア・プリンセス・ウェイトレス lv2


武器生成 再生 吸血 血まみれ蝙蝠 

チップ徴収 出血ボーナス オートマタ作成new! 人形姫の呼吸new!


総長代理 lv1

傀儡間接管理    


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