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羽ばたいて。


鳥籠の前にメイド、クラリスはいた。


「手筈通り、治癒師と門番、計三名しばらく動けません。」


ガチャガチャと牢を解錠していくクラリスに仮面の男は礼を言う。


「…ありがとう。」


「お礼は全て終わった後でお願いします。」


仄暗い瞳から凛とした表情に変わった彼女は手早く男を螺旋階段へ案内していく。

彼女の中で目的が生まれたのだった。鳥籠から男を逃がした罪で処刑される未来があったため、調合屋で今後の事を話していた。全てが終わったら修道院へ志願し戦争孤児の世話役をするつもりだ。


地下牢から地上へ。


「ここからはお互い目的の為。生きていたらまた、お会いしましょう。」


ガチャリ、と最後に男の手錠を外すクラリス。

手錠を外された手首を摩りながら男も応える。


「必ず、礼はする。また会おうクラリス。」


出立する彼女の背中を見送り、改めて閉じ込められていた塔を見上げる。鳥籠に入れられていた頃には果てしない道に見えていた螺旋階段。然程長くなかったが自身の体力の衰えを感じた道であった。




仮面の男は、自身の中で眠らせていた聖獣を呼び起こす。


「…待たせて悪かった。」


男の胸から大きな光が発生してゆっくりと収束していく光。男の肩にはリヴァイアサンが乗った。

キューンと鳴いては男の首辺りに頭を擦り付けた。


「さぁ、急ぐぞ。」


魔力が可視化するほどの量が体から吹き出し、自身の脚に魔法を施す。スピード強化、跳躍強化、体力増加。

空に魔法陣が3つ浮き出した後、男はある場所へ向かい走り出す。その姿は目で追えない程のスピードであった。






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