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アフター・ワクチン ――君打ちたもうことなかれ――  作者: 星香典
第二章 死んだはずの弟
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第二章 死んだはずの弟 04

 僕のツイートには、少しの「いいね」がつくものの、おおむね嘲笑で迎えられていることはわかる。こんなことをいくら書いても、デマとして片付けられてしまう。反ワクチンの人からでさえ、「自分たちは真面目にワクチンの危険性を訴えている。茶化すのはやめて下さい」などと真面目なコメントをいただいてしまった。


 改めて自分のツイートを、客観的に見てみれば、陰謀論、デタラメ、デマもいいところである。僕が未来の話を書く以前に、ロックステップ計画書、Qアノン、ディープステートなど、似たような話は世に溢れている。僕は方針を改めなければならない。


 方針を改めようと思った理由は他にもある。僕たちはガルシアをはじめとする人口減少を喜ぶ存在に、見事に嵌められたと考えていたが、本当にそうなのだろうか。僕はネットの情報を渉猟しながら、なにか根本的な間違いがあるのではないかと思った。


 ガルシアは当然のようにワクチンを打てと言っているが、細かく見てみると、


「ワクチンを接種した人がデルタ変異株にブレークスルー感染した場合、鼻咽頭のウイルス量を見ると、ワクチンを接種していない人が感染した場合のウイルス量と全く同じ」


「予防接種を受ければ自由に移動してもよいというわけではない。また、私たちが常日頃言及しているさまざまな公衆衛生上の措置に従わなくてもよいというわけでもない」


 などとも言っている。


 また、あのマイザーが公表したワクチン接種者の死因の内訳。八月二十九日、日本でも記事として取り上げられている。米マイザー社が七月二十八日に公表した英語の研究論文。その研究には世界各国の四万人以上が参加。ワクチンの二回目接種から最大六か月間に及ぶ大規模な追跡調査。ワクチン接種後の死亡率。ワクチン接種群が十五人、プラセボ群が十四人。マイザーは自らワクチンの死亡予防効果を否定したのだ。


 イスラエルはワクチンを打っても感染を抑えられていない、という噂は当時から聞いていた。マイクの切り忘れで、イスラエル保健相が内務相に向かって、「ワクチンパスポートは医学的にも疫学的にも正当性はなく、ワクチン未接種者にワクチンを接種するよう圧力をかける事だけが目的」とはっきり言っている動画まで流れている。


 反ワクチンの動画は確かにyoutubeで消されまくっているいるらしい。しかし、それらの動画は他のサイトでちゃんと見られる。そこでは、論理的にワクチンの危険性、無効性、不必要性が整然と語られている。youtubeで消されていても、見られるのだ。


 海津の言ったとおりだった。ワクチンがやばいなんて話は、数え役満がいくつも出来るほど溢れていた。ちょっとスマホを操れば、いくらでも手に入るものだった。仮に陰謀が存在していたとしても、その陰謀はすでに明らかで、結局、陰謀を現実化してしまったのは、陰謀を陰謀とも思わず粛々と実現してしまった社会なのではないのだろうか。


 だとすると、2031年進行中の悲劇は、僕たちが無意識で望んだもの?


 僕はもう一度自問する。もし本当に僕が過去に戻ってきたのだとしたら、僕のやるべきことはなんだろうか。


 ステファニー・ガルシアのwikiを開いてみる。当然、このころは好意的な記述で、人類を破滅に導いた云々は書かれていない。ガルシアは最初環境問題に取り組み、その後ウイルス研究の道に進んだことは知っていたが、高校生のころ環境弁論大会で最優勝に選ばれたというのは初めて知った。


 ワクチンの危険性を宮川英人博士などと供に、ごく初期より提唱していた、アルバート・M・ロマーン博士のwikiは冒頭、「COVID-19ワクチンの有効性と安全性に関する誤情報を拡散しており、批判を浴びている」と、身も蓋もないことが書かれている。英語版も読んでみた。日本語版は英語版を翻訳したものだった。


 まだロマーン博士のツイッターを見ることが出来た。ワクチンショック後に言論統制の分析をした新書で、たしか、2021年末ロマーン博士のツイッターは永久凍結された、とあったような。


 ロマーン博士などワクチンに反対を表明している専門家にメールを送るというのはひとつの手かも知れない。


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