17 プティ……
太陽が昇ってきた明け方僕は目を覚ました。
昨日は疲れが溜まっていたのだろう、ベットに入ってすぐに気を失うように寝ていた。
ベットから這い上がって自分の体の疲れが取れているか確認する。
ばっちり疲れは取れている。日本にいた頃なら朝食を摂ってパソコンの前に暫く陣取るのだが生憎ここは異世界のためパソコンなんて文明の利器は無い。正直言ってやることが無い……僕は決まって午後から運動をしていたため朝早くからランニングしたりするのはなんだかモヤモヤしてしまいそうだ。かといってあまり早くから宿の中でうろちょろするのはなんだか女将さんに申し訳なく思ってしまう。まあ、宿屋の女将さんは大抵早くから何かしているとは思うが……
何をして時間を潰そうか。そういえばプティはベットか?ベットを見る。
「………… oh……」
プティはベットの、僕が横になってお腹あたりのところでアメーバ状になってしまっていた。
殺っちゃったのか?急に不安になってきた。プティは最初にあった時棒でつついた程度で
「死んじゃうっ!」
と言っていた筈である。
「プティ生きてる?」
あまりの衝撃からちょっと自分でもそれはないだろうと思うようにプティに話しかけてしまった。
「……」
殺ってしまったか……
「……むにゃむにゃ…………ご主人様〜……待って〜」
プティから寝言が聞こえてきた。
良かった……生きてた。アメーバ状になってしまうとは露程にも思っていなかった為とても不安になってしまっていた。
「……ご主人様?」
プティが起きたようだ。
「プティ体がアメーバ状になっているけど大丈夫なの? 潰しちゃったかと思って心配だったんだよ」
「ん?あ、これはあれです。ご主人様に抱きしめられて潰れそうだったので状態変化しました。大丈夫です。死んでません」
プティは状態変化できるらしい……プチ殺してしまったかと思った……良かった。
さて、状態変化のことを問い詰めようか。
文字数少なくてすいません。
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