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16 結構な衝撃



「女将さん。お風呂ってどうやって準備しているんですか?」


 風呂から出てすぐ女将さんに会えたので入浴中に気になっていたどうやってお湯を準備していたのかを聞いてみる。


「??……そんなの魔法以外に何か他にあるかい? まさかあんな室内で火を焚くところがないのに火で温めてるとでも?」


 女将さんは何を聞いてるんだい?やれやれ……と言った感じに呆れている……oh……


 さらっと言われたが結構な衝撃である。大抵の男性はもしも魔法が使えたら、なんて一度は考えたことがあるだろう。

 女将さんは魔法が使えるのだからせっかくなので色々と教えてもらいたい。もういろんな人に異世界人と言ってるんだから女将さんに言ってもいいか……



 女将さんに自分が異世界から来たことを説明し、魔法がどうゆうものなのかの説明をしてもらえないか聞いてみる。


「あ〜異世界人だったのか、道理でバークが連れてくるわけだ」


 異世界人であることはやはり案外すんなりと受け入れられた。


「それで魔法の事なんですけど僕が元いた世界では物語なんかで出てくるだけで実際には存在しなかったんですよ。それで魔法の事を色々ご教授願いたいんですが……」


「あんた中級ぐらいの魔力を持っているし、冒険者の割に防具をつけてない薄い服だから魔法使いかと思ってたよ」


 どうやら僕は中級ぐらいの魔力を持っているようだ。ということは僕は魔法が使えるのだろうか?男なら一度は魔法を使う事を夢見るものだろう。自分に魔力が有ると聞くと少しわくわくしてしまう。男の性であろう。


「多分バークが魔法の説明をしていなかったのは異世界にも魔法があると思っていたのとあんたにそこそこの魔力があったから説明はいらないと思ったんだろうね」


「えっと、魔法は殆どの人が使えるんですかね?」


「いや、魔法を使えるのは千人に一人かそこらぐらいだった気がするよ」


 そこそこ珍しいけどすごく珍しい訳では無いようだ。


「魔力が中級ぐらいのというのはどう言った意味なのでしょうか?」


 魔力の中級とはどのような基準なのだろうか?魔力の量が中級という意味なのだろうか?それとも質なのか?どのように決めているのかが気になる。


「そうだね……簡単に説明すると魔力っていうのは魔法を使うための燃料みたいなもんでね。焚き火するにしても木なんか燃えるものが必要だろう?まあ、その木みたいなもんと考えてくれていいよ。で、中級ってのはその魔力の量の分類のことでね、初級、下級、中級、上級の四つに分類するんだよ。初級に分類される人は保有魔力が少なくて、上級が多いって考えくれて構わないよ。純粋に燃料が多い方が長く火もつくし、火を大きくしやすいだろう?そんな風に覚えておきな」


 僕はそこそこ魔力があるらしい。やっぱり初級や下級の人が多くて上級が少ないのだろうか?それを聞いてみる。


「そうさね、魔力は少ない人の方が多いよ。上級に分類される人なんてなかなかいないよ。大抵魔法が使える人は感覚でこの人は初級だ、とか中級だ、とかわかるんだけどね。それと四つに分類されるとやっぱり分類の中にもピンキリがあってねその時は大抵中級の上

 、とか初級の下とか○級の上、中、下、て感じで分けるよ。ちなみに私は中級の上ぐらい、あんたは中級の下ぐらい。最後にバークは初級の上ぐらいだよ。魔力量は訓練すればある程度増やせるから何もわからない時点で中級のあんたは才能がある方だよ。よかったね」


 僕はそこそこ魔法の才能があるようだ。


「すいません。これから少しでいいので魔法を教えてくれませんか。魔法を使えるようになりたいです」


 駄目元で頼んでみる。


「まあいいよ。冒険者ならこれから早めにクエストを終わらせてきな。夕飯前と夕飯後に鍛えてあげるよ。びしばし鍛えてあげるから覚悟しな! せっかく才能があるんだから埋もれさせるにはもったいないさね」


「それじゃあ、明日からよろしくお願いします」


「それじゃ今日はもう寝な。明日朝ごはんと軽い携帯食を作って早くに起こしてあげるよ。」



 そういうことで明日早くからギルドに行けるように早めにプティを抱いて就寝した。


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| 壁 |ω・)ヒョウカホスィ…

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