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アップデート

パック開封が主ですね

後半からわずかですがストーリーが進みます。

レベル1のプレイヤー『ハントム』となった俺はパックの開封がまだだった事に気づき、今、開封にいたるのだが...


「そう簡単に強い素材カードは出てくれないか...」


1パック目、2パック目、3パック目と次々と開けていくがどれもこれといっていいものはない。

そして...


「頼む!出ろ!出ろ!!!いっけぇぇぇ!!」


あまりの緊張によりつぶってしまった目を

ゆっくりゆっくりと開けると...


出るわけがない。そーだよな。ここで強いのを!!って思ったんだけどなぁ...

ふと猟は、運営に言われたことを思い出した。


「そーいや、俺の今までの素材カードを使えるようにするって...もしや、使い終わった『白紙のカード』も交換の対象になるのか?」


その閃きを信じて、猟はチャンピオン時代に集めていた大量の『白紙のカード』を取り出した。

その数は軽く10万以上は超えているだろう。

運営に連絡しようとした時、運良くその運営から連絡が来たのだ。


「狩月です!運e...」

「あ!狩月くん?実は今日から緊急アップデートが行われるって!その内容は上手くは言えないけど、始めたばかりの人でも勝てれるようにと、戦略性の向上を目的としたものらしいよ!」

「なるほど、今の俺に有利ですね。あ、俺はゲーム関係の時は『ハントム』でお願いします!」

「あぁ、そうだね!所でハントムくん、『白紙のカード』って余ってたりするー?余ってたなら全部交換できるけど?」

「丁度よかったです!余ってます!」

「おお、じゃあ、送って来て〜ちなみに何枚くらいあるー?」

「んー?分からないですけど10万枚近くはあるかと...」

「10万枚!??!?凄いねぇ、じゃあ、こっちからも交換専用パックを送るよ!」


白紙のカードは薄く光り出し、粒子状となって消えたと思うと、また、新たに形状を作って光り出した。

その光が消えると、そこには新しいカードが数枚と交換専用と書かれたパックが30パックほどと、金色のパックが10パックあった。


「これは...!!」

「交換専用のパックとアップデートから使えるようになるパック、そしてまた、アップデートから使えるカードを入れておいたよ。ハントムくんは始めてのようだから説明するね」


交換専用パック

このパックは素材カードではなく、1枚で早速使えるようになるカードが入っており、パックの表面に入ってあるカードの種類がかかれている。


金色のパック

1万以上の白紙のカードの交換により1パックというもの。中身のイメージとしては交換専用パックと同じだがレアリティが非常に高いものしか入っていない。


「なるほど、これならすぐに強くなれそうです!」

「少しでも役に立つなら嬉しいよ!おや...そろそろアップデートが終わったみたいだね。パックを開けてみたらどうだい?」

「そうさせて貰います」


俺はパックを開けて行く中で始めて見るカードがいくらかあった。いや、よく見るとたくさんのものが。


「この...アビリティとか、スキルとかって?」

「そう、それがアップデートされた内容だよ。詳しくは戦ってみたらわかるけど、簡単に言うのなら、アビリティは回数制限のある魔法のようなもの。

そしてスキルは条件がくれば自動で発動するもの。だね。詳しくは戦ってみたら分かるよ。」

「なるほど。」

「でも、もし奪ったやつの仲間とかがいたら君が狙われるかもしれないから気をつけてね」

「秘密を知っている人物の処分ってわけですか...なら、自分の名前を『ハントム』にして正確ですね、なら見た目とか装備も変えようかな。」

「うん、それがいいと思う。じゃあ、何かあったらまた。」

「はい!あ、名前を教えてください!その方が色々といいので。」

八浜(やはま)だよ〜」

「色々とお世話になります〜八浜(やはま)さん!」


猟は電話を終え、外に出かけることにした。

あ、そうだそうだ。黒のフードを着ていこっかな。



んー、そーいや、ご飯食べてないなぁ...

どっかレストランにでも寄ろうかなー?ん?...誰か絡まれている?


猟の目線の先には、人が少ないような所で不良の2人組が1人の女性に絡んでいた。

不良は染めた金髪と黒髪のオールバック、女性の方は黒髪のロングと清楚なイメージを持つことができる。


「なぁぁー、この俺にぶつかってきといてなぁ!!金を、出さずになぁぁあ!!無事で住むわけんねぇぇだろぉ!!姉ちゃんよぉぉ!!」

「へ、どーなんだぁー?あぁぁ!!?」

「そんな、そちらからぶつかって...」

「あ?ゴチャゴチャ...なんだ?黒フード野郎。」


猟は無意識の内に不良の肩を掴んでいた。


「止めろ、その人が嫌がっているだろ?」

「...!!!」

「テメェ!!フード野郎、舐めた真似してくれるじゃねぇかぁ!!」

「ん?叫ぶだけが脳なのか?染め金。揉め事が起こったらすることは1つ...違うか?」

「....なるほど、ディプリヴィスか」


染め金の不良は顔が歪むほど強く口角が上がった。それに反比例して目は鋭く睨んでいる。一言で言うのなら悪い顔をしている。

そして、その顔のまま男は続ける


「やってやろうじゃねぇか!但し、俺らが勝ったら、その女を好きにさせて貰い、フード野郎!テメェは一生俺らの奴隷だぁ!!」

「俺らにフード野郎が勝てるわけねぇえよなぁ!」


...

やっべー!そーいや、俺、『ハントム』だわw

チャンピオンじゃねぇwこれは、不味い。

でも、しかし、カッコつけちまったし...これは


「いいだろう、二人まとめて相手してやる。だが、もし、俺が勝てば、2度とこの人に近づくなよ?」

「2対1で!しかも俺らが相手なんだ!勝てるわけねぇぇぇだろ!!ひゃはっはっはっはぁ!!」


ピクリと誰かが反応したが、猟を含む4人は気づいていないのだった。

次はいよいよ初の『ハントム』での戦いですね!

アップデートされた内容もとても気になります!

さぁどのような戦いを見せてくれるのか!

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