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おはようございます。
本日中に完結目指して頑張ります!
心優を連れてマンションに戻った篤は先ず心優と話し合うことにした。
いきなりお泊まりと言われて戸惑っている。しかも母親に追い出されるように出て来たのだから仕方ないかもしれない。
お茶を入れて、ソファに隣り合って座る。
「びっくりした?いきなりの展開で……」
「はい、まあ……」
「ごめんね。驚かせはしたけど恐がらせるつもりはないから安心して。心優の嫌がることはしないし」
途端に真っ赤になる心優に嬉しくなる。これは充分意識しているということ。まだ高校生だしかなり自粛していたけれど、ちょっとずつは慣れていって欲しい。
「あの、お父さんのこと…本当にごめんなさい。
無視して、他のところに住んでも良いのよ……こことか……」
おずおずと心優が申し出る。
「私は、どこでも大丈夫だから……」
そんなことはないだろうに…“知らない”こともあるが、心優はどこでも暮らせるタイプではない。
いや、心優の両親だけでなく篤も心配で仕方ないのかもしれない。ついつい過剰に世話を焼きたくなる。
甘いんだよなぁ〜〜
篤はため息をついた。
「いや、僕は正直仕事が忙しい。深夜帰宅になることも多いし、夜勤もあるし学会とか出張もある。急に呼び出されることもあるし。結婚しても一緒にいる時間より心優が一人で過ごす時間の方が多いんじゃないかと思うんだ。申し訳ないけど………」
「そんな……仕事なら仕方ない……」
「うん、仕方ない。
だから心優のご両親が心配するのも仕方ないと思うんだ。
なので、これは僕のお願い。
心優、僕の留守中は今まで通りあの家に居てくれる?
その方が僕も安心だ。
その代わり、これは僕の我が儘だけどね、休日はここで一緒に過ごして欲しい」
「はい、篤さん」
「ありがとう」
華奢な心優を両腕で抱き寄せる。
本当に可愛い、愛しい。
頭のてっぺんにキスを落としおでこ、鼻、瞼、目尻、頬と軽くキスをしながら耳たぶを食む。ねっとりと舌を這わせつつ反応を伺う。
心優はびくりとしつつもされるがまま。真っ赤になって体温が急上昇してるかも……
まだ、昼間だしな……続きは夜にしよう。
名残惜しいけど、唇にそっと触れて離れる。
それからは結婚式のことや新居のことをどんな風にしたいかネットを検索しつつお喋りする。ついでに心優がここで過ごすのに必要なものを注文した。
あとは、延ばしに延ばした両家の顔合わせだが、結納の日程も含めてスケジュールを考えなくてはならない。
あちらの改装工事とマスオさん的同居をどう話したものか、悩む篤だった。
それに、結納だ。
紀井家は以前姉里英の婚姻の際とんでもない結納品の数々ととんでもない額の結納金を受け取っている。
それが今回どんな風に作用するか……
嫁側が新居を準備している現状に対抗して、とんでもないことを仕出かさないよう……よぉ〜〜く話し合って、見張らないことには……
なかなか頭の痛い篤であった。




