↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
24/31

24

おはようございます。

本日中に完結目指して頑張ります!

心優を連れてマンションに戻った篤は先ず心優と話し合うことにした。

いきなりお泊まりと言われて戸惑っている。しかも母親に追い出されるように出て来たのだから仕方ないかもしれない。


お茶を入れて、ソファに隣り合って座る。


「びっくりした?いきなりの展開で……」

「はい、まあ……」

「ごめんね。驚かせはしたけど恐がらせるつもりはないから安心して。心優の嫌がることはしないし」


途端に真っ赤になる心優に嬉しくなる。これは充分意識しているということ。まだ高校生だしかなり自粛していたけれど、ちょっとずつは慣れていって欲しい。


「あの、お父さんのこと…本当にごめんなさい。

無視して、他のところに住んでも良いのよ……こことか……」


おずおずと心優が申し出る。


「私は、どこでも大丈夫だから……」


そんなことはないだろうに…“知らない”こともあるが、心優はどこでも暮らせるタイプではない。

いや、心優の両親だけでなく篤も心配で仕方ないのかもしれない。ついつい過剰に世話を焼きたくなる。


甘いんだよなぁ〜〜


篤はため息をついた。


「いや、僕は正直仕事が忙しい。深夜帰宅になることも多いし、夜勤もあるし学会とか出張もある。急に呼び出されることもあるし。結婚しても一緒にいる時間より心優が一人で過ごす時間の方が多いんじゃないかと思うんだ。申し訳ないけど………」

「そんな……仕事なら仕方ない……」

「うん、仕方ない。

だから心優のご両親が心配するのも仕方ないと思うんだ。

なので、これは僕のお願い。

心優、僕の留守中は今まで通りあの家に居てくれる?

その方が僕も安心だ。

その代わり、これは僕の我が儘だけどね、休日はここで一緒に過ごして欲しい」

「はい、篤さん」

「ありがとう」


華奢な心優を両腕で抱き寄せる。

本当に可愛い、愛しい。

頭のてっぺんにキスを落としおでこ、鼻、瞼、目尻、頬と軽くキスをしながら耳たぶを食む。ねっとりと舌を這わせつつ反応を伺う。

心優はびくりとしつつもされるがまま。真っ赤になって体温が急上昇してるかも……


まだ、昼間だしな……続きは夜にしよう。

名残惜しいけど、唇にそっと触れて離れる。


それからは結婚式のことや新居のことをどんな風にしたいかネットを検索しつつお喋りする。ついでに心優がここで過ごすのに必要なものを注文した。


あとは、延ばしに延ばした両家の顔合わせだが、結納の日程も含めてスケジュールを考えなくてはならない。

あちらの改装工事とマスオさん的同居をどう話したものか、悩む篤だった。

それに、結納だ。


紀井家は以前姉里英の婚姻の際とんでもない結納品の数々ととんでもない額の結納金を受け取っている。

それが今回どんな風に作用するか……

嫁側が新居を準備している現状に対抗して、とんでもないことを仕出かさないよう……よぉ〜〜く話し合って、見張らないことには……


なかなか頭の痛い篤であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。