表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『世界』

作者: 蔵

 その『世界』は平和だった


 偉大なる精霊に守られ生命は謳歌し『世界』に満ち溢れ、強き幾多の神々の加護により、生命に知恵が生まれ文明を創りあげ、無数の種族による雑多な文化が交じり合う『世界』


 価値観の違いや、教義の解釈による争いで小国家が滅びたり、種族が絶滅したりすることがあっても、それは『世界』全体からしてみれば些細なことに過ぎず、むしろ新たに生まれる、国や種族、技術や文化などで作り出される活力の総量でいえば、プラスに働くぐらいだった


だがある日『世界』は危機的な気配を感じる、放置すればわが身に満ちる生命の大半を滅ぼし、それだけに止まらず、『世界』そのものが檻に閉じ込められその成長を阻害されかねない気配だ。


 『世界』は恐れた、生命が減ることはしょうがない、今までも在ったことだ。

他の『世界』の欠片や力の放射が強くなり『世界』を守る幾重もの衣を突き抜けて降り注ぐのは過去に幾度も在った、そのたびに衣を濃く厚くし生命を強く多彩に増やしてきたのだ。


だが檻は駄目だ、『世界』を見張り閉じ込めるだけで無く、その生命の成長も監視し制限しようとする

内部の変化の抑制だけでなく、外部からの刺激も制限される


『世界』の成長とは内包する生命の認識の拡大を意味する

生命が多様化し、総量が増え、文化が発展していけば『世界』は広がる




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ