出会い5
ジュースを 飲み干し。次の料理を 取りに行く。
取りに行くのは 良いのですが。
少女の座っているテーブルの前を通って行かなくてはならないのです。
あまり 見ない様にと思いながら 通り過ぎるのですが。
意識しているせいか。思わず少女の方に、目線が いってしまうのです。
僕の目線に 気が付いたのでしょうか?
少女と目線があってしまい。思わず 目線を下に落とし。
少し速足でその場を 通り過ぎました。
普段なら 食べたい分だけ 小分けに、何回も。
料理を 取りに行くのですが。
流石に 今日は 勝手が違う。
何故なら 何回も 少女の前を行ったり来たりするのは
すごく恥ずかしいものだ。
テーブルには。
「普段何も 食べてないのでは?」と思われるぐらいの。
量を一度に持って来てしまった。
こんな 光景を少女に、見られたらと思うと
居てもたっても 居られなくなり。
普段から食事は 早い方なのに。そそくさと、食事を済ませ。
その場を 退席し。部屋に戻りました。
部屋に戻って。
「少女と同じ空間にもっと 居たかった」
悔やんでも。悔やんでも、後の祭りです。
「何と情けない奴」と思い 少し横になっていました。