そんなわけでやっぱり非日常
続き
「ちょぉっといい?」
ダイに連れられてきたゲーセン。
新しいやつも一緒にと。
俺がゲーセン嫌いなの凪澤以外しってるくせに。
『なんですか?』
ほらキタ。
『ちょっとさぁ、お金貸してくれない?』
俺の体質。
金銭問題に巻き込まれる。
『俺が使った金ではないし、第一友達でも名前も知らないお前に金なんて貸せない』
で、帰ってくれるのだったらコレまで苦労していない。
あーっ!早くダイ助けにこいよっ!
「ちょっとさぁ。ちょっとだけでいいんだぜ?」
『だから。』
「ん。」
凪澤!いいとこにきたっ!早くダイ呼んできてくれっ!
「??」
はぁ。ダメだ。
「かしてくれよぉ?」
「んー。家館?なにしてんの?」
バカだー。空気!空気!
「あれぇ?友達?そうだ、きみも貸してくれないかな?」
「金?」
あーーーっ!早くダイこいって!
「うん。金ぇ」
「・・・」
「かしてくれよぉ~」
「まってて」
「貸してくれるの~?優しいネェ!」
凪澤ぁぁっ?!
「よっかったねぇ。あいつが払ってくれるってサァ」
いや。金借りてるわけじゃないんだけど。
まさか!あいつダイを呼んできてくれるのかっ!
・・・
全然こねぇ。
あ?なんだ?
歩いてきたのは凪澤ではなく。
スタイルのいい金髪の・・・女の・・・子?
「んん?姉ちゃんなんだ?俺に用?」
「あのね。ゲームしてたらね、くらくらしてきちゃって。」
「それで?」
あぁ、こいつ、色目使ってる・・・しかも、それに・・・だまされてテンションあがってるこいつがもぅキモイ、逃げようかな。
「お金もつかっちゃったし、ジュースがかえないの。℡番教えてくれればお返しするからぁ」
うわー。これ絶対しないパターンだよ。
「わかったわかった。買ってあげようっ」
バカだーーーーーーーー。
男が女の腰に手を回した瞬間。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
っと悲鳴。
なんだなんだとみんなあつまる。
俺もなんだ?とまゆをひそめる。
一人が
「どうしたんですか?」
とたずねると
「っあの人がっ、体を触ってきたんですっ!」
っと、一言。
うわー。やだやだ。
「本当かっ?!」
「いや違う。違うよ」
「そこのあんた。見てたんだろ?!こいつさわったのかっ?!」
えーー。俺?
・・・
難だよ、うなずけってか?
『あー。触ってた触ってた』
金を取られそうになったしかえしーってね。
「お前っ!」
店員が来てあいつを連れて行って、皆も元に戻って。
残ったのは俺と女。
「くっくっくっ!」
あ?なに笑ってんだ?
『なに笑ってんだあんた』
「あっはっはっは!」
『おい』
「あっは、この手が東京でも使えるとはねぇっ!」
といいながら、髪の毛をつかみ。
え?髪の毛。
その女はカツラで。
地毛は黒で。
つけまつげを取ったら見たことある顔。
『凪澤っ?!』
「っくっく。」
『おまえ、何でそんなもの持ってんだよ』
「別に女装主義とかじゃなくてな。」
『・・・・』
「いや、これは、使えるからいつも持ち歩いてるんだよ」
『へ、へぇー』
凪澤がそんなものをもってるなんて・・・ね
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