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初対面は挨拶から始まりのようだ

新しいキャラ2名参上

朝食準備ができたらしく、部屋のテーブルにメイドの女性から案内されて座って待っていたが、不意に俺自身の格好が気になった。

そういやあー俺の服ってこっちじゃ奇抜扱いで不審者っぽくないか?


寝起きで忘れてたが、ワイシャツにネクタイは緩んでるしさ。髪はボサボサなようなー。

部屋見渡しすと人は少ないがチラチラ見られているような、うーむどうすっかねえーー。


腕組みで考えてるが答えなど見つからないが、後でコッチの世界用の服を借りるか。

それに情報調達に今後ラノベ並に元の世界に戻れないとなるか否かも聞く必要もあるな。


もしもはいつどこで発生するかを先読みしておけって、よく先輩に言われてるもんなー。


ってかギルバート君は遅いなー、何かあったんかねえーー?


とかぼんやり考えてドアを見つめていると凄い足音が2、3人ぐらいだろうか? 部屋のドアに近づいてくるなりバン!!! っと勢い良く開ける音が響いた。


「いやーだから巻き込んだのはシスイじゃんか!!」

「うるせえーーーてめえがダンジョンの穴なんか落ちて1週間も迷子になってるせいだろう!!」

「まあまあ落ち着きなさって、おおーーあれが異世界人かーー騒がしく入ってすみませんね、私はアオイです。」


ドア開くなりギルバートとシスイが口喧嘩している間に仲裁してたアオイが俺に挨拶され、観察してた俺はお辞儀し挨拶には挨拶をが流儀のせいか立ち上がり挨拶しておいた。


「お気になさらず、俺は西城院白夜です。」


サッと敬礼後にいえば、アオイはびっくりし、シスイとギルバートも一緒に驚きを隠せないのか? 口喧嘩を止めている。


「どうかしたのか?」


何か3人でモニョモニョしてるが、話し合いが終わったようで俺の側にくるなり左右の椅子にギルバートとシスイ、正面にアオイが座る。


俺も座るように促されてから何故か尋問してくるように詰め寄り。


「白夜...朝食は準備してるんだが、こいつらに捕まったせいで少し遅れる。そのことには詫びるんだが、お前って苗字もちだったのか?」

「は? 日本じゃあ普通に苗字あるぞ。」

「ギルは黙ってろ! おい!! おまえは異世界人ならよーーーーーく聞いておけ! オレは巻き込んでしまったことには詫びるが、近くになんでてめえがいたのか説明してもらうぞ!」

「シスイ少々語弊ある物言いだと誤解されますよ。シスイとギルはほっといて、少々聞きたいんですが...先程の所作はお仕事柄でしょうか? 敬礼されるとか驚いたもので。」


ギルバートの詫びとシスイの口の悪さをほっとける立場にアオイのなんていうかまったりしている雰囲気に落ち着いた物言いが何処か先輩に似てて苦笑した。


「まあー職業柄のクセだから気に障りましたか?」

「いえ...騎士団にも同じような敬礼があったもので、つい異世界にもそのような所で所属していたのかと。」

「うーむ似たり寄ったりですね。たぶん仕事方面は違う気がしますけど。」

「なるほど。あ、我々2人がここに来たのは、このシスイのやらかしで異世界人巻き込ませた詫びと貴方の人柄の調書もあったもので。私はそういう分野なんです、で...このまだ叫ぼうとしてるバカは魔術師けん、召喚師でしてね。有能な癖に弟のギルバートのことになると暴走癖が出るんです。」


いつのまにかシスイは口をパクパクして叫んでるが聞こえない状況に、アオイが話しかけた時点で静かだとは思ってはいたが、こういうワケだったのか。


ギルバートも同じ状況っぽいな。


「そうなのか。まあー突然なこの状況は処理とか大変でしょう?」

「.......ふふ、確かにそうかもしれません。柔軟な方のようですね、貴方は。」

「仕事がら落ち着いているだけですよ。」


お互いに笑んでいるとバチイってすごい音がしたと思ったらテーブルを叩くシスイに注目が集まる。


「強力に沈黙魔法かけやがって!!!!」


ぐるるると唸るような犬っぽいシスイにアオイはにっこり笑ったまま。


「最初言ったはず、私が先に事情など聞いて今後の対策も練ると。なのに先走るなど.......わかってるんですかーーあなたの立場、危うくなってしまいますよ。」

「う、ぐ!! 悪かった。」

「悪かった?」

「先走りすぎた!!! ごめんな...さい。」

「よろしい。」


こいつらの立場はアオイが上でシスイは下だね。


パチンと指を鳴らす音でギルバートは思いっきり息を吐き。


「なんで僕まで!!」

「アレと同じ事してたでしょ。」


アオイの言葉に先程のことを思い出し謝っていた。


「話しまとまったみたいで良かったよ。で、本題的に聞きたいんだけど、俺の処遇と元の世界に戻れる確率ってあるのか?」


漫才もいっぱい楽しませてもらってなんだが、結論を先延ばしてるようにしか見えないせいか、つい言葉を挟むと3人は言い淀んでるようでいたものの。

アオイがふうーと息を吐くなり、真剣な表情に変わった時だった。


部屋のドアにノックの音が聞こえ、食事が運ばれてきたのだった。


時間指定してたんかいギルバート君よ。

ちらっとみればちょい気まずげで目線をそらし、シスイは呆れて、アオイなどは目は笑ってないがちょい笑っている状況が出来上がったのだった。


さてはて、食事を美味しく頂けるのだろうか?

そして酒を俺は飲めるのか! 次回に続く!!!




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