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教会にいる悪者は悪意と汗だくで現れると決まってる

さーて教会には入れたんだ、ここから藪をつつく邪が出ると面白いんだがな。

ニンマリと笑みを浮かべてるとシュウがジーっと俺を見てる視線にどうしたと聞いたからおじさんの顔怖いと言われた。


ガーン!! 小さい子に怖いなんて言われた!


ショック受けてるとシオンとギルバートがフォローにならないフォローをして来やがった。


「このお兄さんね楽しい事見つけると悪どく笑うから怖くないよ。」

「そそ、ただ悪者見つけると極悪人っぽい感じになるだけだしなあーー。」

「お前らーーそれフォローになってないからな!」

「「えー真実じゃん。」」

「くっそー、この仲良しめえええ!!」


声そろえてのツッコミにツッコミ返しつつ奥へと進んでいくと教会で担っているらしい宿舎に到着した。


到着したはいいが子供達はどこか痩せ細り生気が乏しく覇気がない。それだけ対照的に動く者動かない者、俺ら大人を見て泣いてる者などがいたのだ。


「......なあー孤児院ってここまで酷くなるもんか?」


世界が違うからとは思うが、俺のいた世界でもここまで対照的になるとはよほどでない限りない。他国では子供を家畜同然の輩が扱っている場所など酷いのは目にした事はあったが、この状況はきな臭さがぷんぷん匂うな。


「僕が入居した時はまだ変じゃなかったよ。」


シオンとギルバートからの返答を待ってたんだが、シュウが俺の服の袖を掴んで言う事柄にどう言うことだと質問した矢先、バタバタと子供の一部が近づいてきた。


「わーーシュウが綺麗もの連れてきたーー。」

「びじょうぶっていんだよってシスターが言ってたああ!」

「知らない大人だあああーーー誰?」


ガヤガヤガヤガヤと騒ぎたてる子供に普通のもいるんだなと思いつつ、子供目線で良い大人モードに変換しニッコリと笑いかけておく。


「だろーこのお兄さん達めっちゃ美形なんだぞーーあと遊びに来たから甘えなさい!」

「「え?!!! なんで急にそうなる(んですかあ)。」」

「ハッハッハさっきの仕返しだああー子供達よ突っ込めえーーー。」


俺の号令でわーーーいと抱きつかれていく2人に任せてシュウに向き直り、さっき言いかけた時のことを聞いておくことにした。

すまんな、子供達いるとワイワイして邪魔だからな。


「なあーシュウは、この状況が変だって気づいたから引ったくりして他の大人に気づかせようとしたのか?」

「.......さっきのだけのことでわかるの?」

「ふっ.......俺だけ気づいてる可能性はあるかもな。」


ニンマリと笑うとシュウは呆気にとってたようだが、環境変化が起きたことを話し始める。


どうにもシュウが入った頃は司祭の園長が違っていて、結構良い司祭らしい感じの人だったが何かの事故でなくなり今の司祭になった頃からおかしくなっていったらしい。


孤児を受け入れるのにご飯の量も少なく、成長してきた子には治療と見せかけたような痕跡があってよく深夜に悲鳴する声が響いてくると。

他にも戻ってきた子は意識が朦朧としてぼーとしているらしく話しかけても反応ないとか。


「.......シュウよく耐えたな。」

「僕...協力する、守りたいんだ......ここを。」

「そうか。」


強い眼差しで向ける瞳にある事件の子が過るが、今はそんなことを考えずに動くべきだな。

ワシワシとシュウの頭を撫でてから、揉みくちゃにされてる友人達に混ざり時間を過ごす。


途中に入り口で出会ったシスターとは違う人物がきたが、子供達の楽しそうな感じに俺達に注意せずにいてくれた。

名前はユウって名乗ってくれ、最近入った新人らしい。


子供達とも仲良くて他のシスターとは違い純真に働く感じではあった。


ちらっと時々見かけるシスターが注意しないのは、シスイが王子だからだろうが半分はイケメンを愛でてる連中もいるイメージだった。


子供達とも仲良くなり時間が良い具合になった頃合いだろうか、すっかり忘れていた警棒ができたと知らせがきたらしい。


どうやって知らせているのか?

それは使い魔的な蝶がシスイの手に出現して紙きれになり知らせる方法とのこと。

うんファンタジーだねえ。


「シュウすまんが一旦ここ離れるが、今日中には戻るつもりでいる。だからけして無茶する行動はとるなよ。」

「わかってる。絶対戻ってこいよなー!」


ニカって笑うシュウに俺はサムズアップしてから孤児院から出る時にユウさんが出口まで案内しますと同行してくれた。

シスイとギルバートは子供から揉みくちゃされてたものの最後まで子供好きなのか、めっちゃ遊んでやってたのでお疲れ様と告げたら恨めしげに睨まれたものの、帰ったらご馳走作ってやるよと提案すれば許してくれた。


こいつらいつから食いしん坊キャラチェンジしたんだ?


「そういえば白夜さんはシュウ君によく懐かれているんですね。」

「ん? そうかねえーまだ初回あって数時間だけどね。」

「羨ましいです、私なんて入ってからまだシュウ君には懐いてもらえないんですよ、他の子は懐いてくれるのに。」

「.......まあー子供は色々気難しいのはよくあることだと思う。それにギルバートとシスイもシュウから警戒されてるもんな。」


ニシシと笑う俺にギルバートてシスイはぐぬぬって感じで納得している。


「白夜が子供好かれる体質が悪い!!」

「白夜さんなんでそうも好かれるんですか、僕と言うものがありながら!」

「ギルバートの発言は無視して、仕事柄だっての! ユウさん根気よく付き合ってやってなシュウと。」


ギルバートって時々面白い発言するよなあー。


ユウさんはハイと明るく返事をした頃合いには入り口辺りに到着した時だ。

ドアノブをつかもうとした矢先にガチャッと音がして後方に一歩下がるとゆっくりと扉が開き外の日差しが差し込むと同時にボフン、ドスンと重い何かが落ちる音が響き眼前には白豚のような膨らみを全面に出し、鼻息は荒くファンタジーで言うオークのような風貌をした人物がそこに立っていた。


誰だ、この豚は?


服装的にも司祭だろうが、手には高めのアクセサリーの指輪が嵌められ。

刺繍糸も金刺での糸に難しい紋様が刻まれている。


「ハルオーク司祭様お戻りになったのですね。」


うっやば! オークって名前にあるのかよ...うける!!


わらうなあー俺、我慢だ。


「ほっほ、視察方面は終わったから戻ったしだいだ。それよりお客人がおったのかね。」

「え! あ、ハイ! シスイ殿下とギルバート騎士に明るい子供好きの人です!」

「えーーユウさん、それ俺の紹介でする?」

「だってまだ知り合ってまもないですし、子供好きのイメージが。」

「あははー確かにーー。」


まあー知らないのはしょうがないもんねーー。

だからって人にそうそう本心見せねえけど。


ニッコリ笑いながら言うとそこの豚が、王子の存在に気づいて一瞬表情変えたの見えたのは良い収穫だな。


「シスイ殿下! 何故このような孤児院に!」

「はははーただの視察だ、最近特に色々あるからね。」

「そ、そうですか。」

「そうそうここは一旦用事あって撤退するが、もう一度訪れるつもりだ。なのですこーし待つように。」

「.......。」


コクンとただ頷かせるような威圧感に、シスイなりに何か感じやんだろうと踏みユウさんに手を振って孤児院を後にしたのだった。




ミニおまけ劇場


「白夜ーーお前絶対に子供好きだろう!!」

「はい? 俺は昔から好かれる体質何かね?」

「誤魔化してね。」

「いやいやー誤魔化してないよー人聞きの悪い。」

「羨ましい。」

「「はい?」」

「白夜さんに僕も甘えたいのにーーー子供ばかり好かれるのずるいです!!」

「ギルバートって子供扱いして欲しいと、ほうほう。」

「ギルが子供がえりをしている、大丈夫か?」

「うううううーーー2人して、2人して!! バカにしないでください!!」

「わーーギルバートがキレたー逃げろー。」

「やっぱり子供帰りじゃん!」

「2人もーー許せん!!」


終わり

ちょっとしたお話でしたあ


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