飲みとも爆誕
酒飲み仲間1人目です!
異世界って召喚されると普通なら俺TYEEEEとかで無双したり、死んだから神様にあってそこでスキル貰ったりやり直しとか色々フラグが立つんだろうが!
俺にはさっぱりそんなことはなく、ただ飲んだ友を家に招待して飲んで騒いで寝落ちして、目が覚めたら見知らぬ部屋にいたのだ。
「あれー俺.....確か自分の部屋で寝てたよな。」
ベッドで顔押さえて思い出すのは昨日の夜、仕事帰りに日頃のストレス解消しようと行きつけの飲み屋に行ったんだよな。そこでコスプレ男と出会ったんだっけ。
まあー東京じゃ、そろそろハロウィン近いし気の早いやつだなあーとか軽い気持ちで見守ってたら、めっちゃ店主と揉めてたんだよ。
「あのーお客様、わしは英語はわからんのですよ、だから注文はそこのタブレットをですね。」
「なんでわからないんだ!! 俺はエールを飲みたいと言っているだけではないか!」
ふむ、めっちゃ日本語に聞こえるんだけど。
もしかして居酒屋初心者か?
もうーしょうがないなあーこのコスプレさんは、おっさん困らすと今後飲みくると困るんだよ。
行きつけは大事にしないとねー。
お兄さんが助けてあげようではないか!
「オッチャンオッチャン、こいつ俺の知り合いだから。たぶん居酒屋初心者なんだよ。」
「ほうーこんな美形と知り合いとはのうーおまえさんも偉くなったんか?」
「はははーここで仕事話しはしない約束だろー。」
「そうだな、2人なら近くのカウンター席空いてるから、そこで呑みな。」
サンキューおっちゃんって声かけて、コスプレ男誘導してたっけ。最初俺の登場に驚いてたけど言葉のm通じる相手だからと思った安心からか、俺の話術と酒とつまみを飲みながら話してたんだよな。
その頭は結構話し会うなあとか意気投合して2件目には俺ん家で宅飲みして滝奥はあった。
だが目覚めたら別の部屋ってなんでじゃ?
「目覚めたんですか、おはようございます。」
近くから聞こえてばっと見上げるとめっちゃ美形がたって挨拶される。
うむ、昨日のコスプレさんbだよなーl。
鎧脱いでラフっぽい服装のせいか、めっちゃ好青年でしたよ、お兄さんびっくり!
「おはようと挨拶しておいてなだが、ここどこ?」
「あー僕の家ですね。」
「.......なんで俺はここにいるのでしょうか?」
「うーむ、それは僕の旧友のせいかと思います。」
「旧友? どういうこっちゃ?」
「実は言いづらいのですが、僕...異世界人でして昨日も話しましたが、あなたのいる世界にこぼれ落ちた迷い人なんです。で、僕を見つけて探してた旧友が見境ない召喚してついあなたをつかんだままだったせいで巻き込まれたんですよ。」
「........は? なんですって!」
ってことはこいつのせいで巻き込まれてたんかい!!
ラノベの巻き込まれるパターンっすか!!!
「うっ叫んだら二日酔いで頭いてえ。」
「お水飲みます?」
「いやー大丈夫。もう一つ質問いいか? 俺の処遇ってどうなんだ?」
「それは.......。」
少々言いづらいのだろう、目がさまよっている。
こういうやつって何か理由がある立場のやつなんだろうなーーたぶん。
「まあーいいや。それより朝飯食べねえーーで一杯だけ飲みたいんだが、どうだ?」
「え? 朝から飲むんですか?」
「そそ、俺は目覚めに飲みたい時に飲む、それが流儀なのだよー若者よ!」
「.......変な人ですね。最初も思いましたが。」
ビシと決め台詞行ったのにコスプレ君はクスクス笑う。
背が高く美形が笑うと幼い感じに弟持ったらこんな感じかねえとニカって笑っておく。
まあー異世界巻き込まれごときで取り乱すほど俺の精神はやわではないんでな。
「はは、俺は俺なでね。一杯付き合え少年!」
「はいはい、では美味しい肴と一緒に飲みましょ!」
「おー頼む!」
互いに笑いあいコスプレ君が出て行こうとして止まり、一言。
「僕の名前はギルバートって名前なんで、そう呼んでくださいよ、白夜さん。」
ニヒヒと笑う姿に俺は、昨日も同じように言ってきたなあとしみじみ思い出し、ギルバートにサムズアップしておいた。
ギルバート少年はいい年した青年で背も高いが、甘え上手なやつで白夜の親友ポジを狙っている。