第二十四話 予感
第二十四話です。
警察描写オンリーです。
えぇ、若干の修正点が現れたので、速攻で修正したのですがね?
上手く出来ていると良いけど?
今日もよろしくお願い致します!
29
警視庁渋谷署の中田恭介警部補は午後零時半に現場に臨場すると、笑いが堪えられなかった。
「半グレの大半がバラバラにされたらしいな? えぇ?」
地域課の巡査は怪訝そうな顔をする。
表参道は原宿署の管轄なので、中田のやっている行動は明らかな越権行為だからだ。
そして、そこに来た原宿署の刑事組織犯罪対策課長の垣内は「管轄違いだ。帰れ、中田」と苦言を呈する。
「硬い事言うなよ、坪内の旦那?」
「お前なぁ? 管轄を守ってもらわないと困るんだよ? 嫌だったら、昇任試験受かって、本部行け」
今現在は本部から鑑識が来るまでに原宿署の地域課の若い警察官達が現場保存を行っていて、たまたま非番でショッピングをしていた中田も臨場した次第だが、機捜まで現れた次第だ。
「てことはウチらは出番無いですかね?」
「当たり前だ! お前は渋谷署だろう!」
「これ、抗争となると話は違うんじゃないかな? ウチも結構、情報抱えているから仲良くしましょうよ?」
中田はそう言うと「ちょっと、トイレ」とだけ言う。
「おい、中田ぁ!」
垣内は顔を真っ赤にして、怒るが、中田は路地裏の目立たない場所へ向かうと、新宿署の神田令に電話をかけた。
「よう! 忙しい?」
(ニュース見ましたけど、原宿署管内で抗争が起きたらしいですね?)
「それがなぁ? 半グレの構成員がほとんど、バラバラにされたらしいぜ。街中でな?」
(それは足が付きますね? 監視カメラがあれば一発じゃないですか?)
「まぁ、デカは鑑識の知識ねぇとやっていけねぇから、俺は分かるけどよ? あれは日本刀だよ。日本刀使う、アウトローはお前、知らねぇか?」
すると、令は黙り始める。
「知っているな?」
(えぇ、かなり知っていますね?)
「真木組の構成員か?」
(真木組の組長の真木そのものです。でも、あいつは現役を退いて、久しいはずなんですけどね?)
令がため息を吐くと「自転車は一度乗るとな? 乗り方忘れねぇんだよ」と中田は言った。
(殺しが自転車と一緒だと言うんですか?)
「連中からしたら、殺しなんて、そんな世界観だろう? だから、俺たちは連中が嫌いなんだよ?」
令はそう言うと(でしょうね?)とだけ言った。
「まぁ、新宿にまで及びそうになったら、電話すらぁ? だがなぁ? 俺の勘は当たるぜ?」
(言ったとおりに大事になりましたからね?)
中田は大きく、笑い出す。
周辺にいる民間人が怪訝そうな顔付きをするが中田はそんなものには構うつもりは無かった。
「連中は新宿にまで来るぜ? 準備しとけよ?」
令は(はい)とだけ言った。
昼下がりの表参道は平日でも人通りが多かった。
続く。
次回、第二十五話 露見
結鶴、ついに鈴に正体がバレる。
若干のラブコメ回ですが、皆様、明日もよろしくお願い致します!




