第十九話 作戦開始
第十九話です。
ここから、エンタメ作品らしい大逆転劇が始まります。
フラストレーションが溜まっていた皆様も是非、ご拝読をお願い致します!
今日もよろしくお願い致します!
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結鶴が平成政治平等研究会へ行くと、水野と細山田に由美恵の面々の他にも数人の学生たちが待っていた。
「待っていたよ、秋山君。女の子は調達できただろうね?」
「入って来て」
「どうも・・・・・・」
宮崎が用意した女は都内の有名私立大学に通っている大学生だが、遊び過ぎが祟って、ウチのシノギに関与しているらしい。
「良いねぇ? 結鶴君は中々、やるじゃないか?」
「ありがとうございます」
水野は「ふふっ」と笑う。
「そうだなぁ? 君、名前は?」
「八木ゆかりです」
無論、偽名だ。
源氏名とも言うが。
「そうかぁ・・・・・・かわいい子じゃないか?」
「ありがとうございます」
この手の坊っちゃんは案外、女遊びで人生を棒に振るタイプだな?
中々に分かりやすい奴で助かったよ。
「入会は認める。僕は彼女とデートするから・・・・・・結鶴君にこれをやろう」
そう言って、水野は袋に入った白い粉を出す。
物だ。
ここまで、警戒心が薄いと逆にやりやすくて良いよ。
「存分に楽しめ。ここは楽園だよ」
その楽園を壊して、お前らを地獄行きにするのが、俺の任務だ。
そう思っていた時に由美恵が「結鶴君、私の家に来ない?」とだけ言った。
「えっ? 良いんですか?」
嫌悪感で一杯だが、純粋無垢な学生を装う。
「うん、朝まで返さないけど良いよね?」
どっちみち、今回の任務は朝までかかる。
このサークルは皆殺しだ。
そう思って、結鶴は「えぇと・・・・・・じゃあ、今から?」とだけ言った。
「吸おうよ。今から?」
そう言って、由美恵は白い粉を取り出すと、ライターを取り出すが、細山田に「学内は禁煙だから、スプリンクラーが作動すると思うよ?」と言ってきた。
「そっかぁ? じゃあ、家に行こうか?」
そう言って、結鶴の腕を組む由美恵に対して、細山田が「本当にそんな奴と寝るのか?」と言ってきた。
「そうよ? 結鶴君はずっと気になっていたんだもの?」
「・・・・・・児童養護施設出身の奴がか?」
「結鶴君はウチの給与奨学金の対象でしょう」
「はい、そうです」
給与奨学金。
優秀な学生には無利子、無担保で貸し出す奨学金制度だ。
確か、ベイカーもこれを利用しているから、大学に行けたとか言っていたようだが?
そう考えると、俺とベイカーは割と優秀なんだな?
こいつらはそもそも論として、親の七光りで大学に来ているから、論外だが?
「行こう」
「・・・・・・はい」
そう言って、外を出た後に清掃員の格好をした、男数人とすれ違った。
作戦開始か。
まぁ、いい。
「結鶴君、どうしたの?」
「いえ?」
この女は組員たちの玩具になって、終わりだろうな?
結鶴は自然とそのような冷酷で冷めた考えが浮かんでいた。
そして、学内の外へと出ると、結鶴と由美恵は学外からしばらく出た後に「結鶴君って、SとMどっち?」と由美恵が聞いてくる。
「答える義務がありません」
由美恵が目を丸くする。
「あなたとは関係を持たない。あなたはここで終わる」
「何? どういうつもりなの?」
じきに分かる。
そう思った瞬間に黒いトヨタハイエースが現れて、ヤクザ者の男たちが現れた。
「お久しぶりです。若」
「連れていけ。薬物と刑罰会との関係に製造工場までを吐くまで、好きに遊び尽くして構わない」
「何? 結鶴君?」
由美恵が混乱を絵に書いたような表情を浮かべる。
「どういうこと?」
「あなた方がやっている非合法的行為をそのまま、あなたたちに行う」
それを聞いた、由美恵が「はぁ! 意味わかんないよ! 結鶴君、何者なの! ねぇ!」と怒鳴りだすが、組員が由美恵の首元にナイフを向ける。
「殺すぞ。大人しく、従え」
由美恵はその時になって、自分が危機的状況にあると初めて、知覚したようだ。
「連れていけ」
「はい」
「待って! 誰かぁ! 助けーー」
そう言い終わる前に黒い袋を組員が由美恵に被せる。
そして、車に押し込まれ後に車はそのまま去って行った。
結鶴は宮崎に電話を掛けた。
「他はどうだ?」
「サークルは制圧。水野某も追尾しています」
いよいよだ。
戦争への序章が始まる。
結鶴は高揚感から、自分が笑みを浮かべるのを知覚していた。
続く。
次回、第二十話 処刑
結鶴の激しい怒りがついに爆発!
ついに社会を舐めきった学生達に対する制裁タイムが始まります!
ストレスまみれの人は楽しめる回だと思われます!
明日もよろしくお願い致します!




