これより僕の英雄譚を配信する ~ミスで僕の戦う姿が全世界に配信された結果、めちゃくちゃファンが出来ました~
この世界の中心には、神様がブチ抜いた大きな穴がある。向かい側は霞んで見えず、深さは未だに不明とされる程の巨大な穴だ。
その穴は「大冥道」と呼ばれ、1m降りるごとに1年時を遡った世界が広がる、という不思議な特徴を持つ。
穴の奥に何があるのか――即ち、過去に一体何があるのか、と。多くの人間は興味を唆られ、大冥道へと足を踏み入れていく。
しかしあまりにも危険な環境故に、碌に情報を集めることすら出来ず、多くの死者を出す結果になった。
被害を減らしたいと考えた「とある女」は、一つのルールを取り決める。
それは「大冥道に挑む者は、必ずその道中を映像に残す」というものだ。
死を無駄にしない為に、死者を減らす為に、先へと進む為に、……と願いを込めて。
そして数年後。
そのルールを知った「とある男」は、そのルールに金の匂いを感じ取り、一つの商売を開始する。
「その映像、世界への見世物にしてみませんか?」、と。
『――しっかり見とけよ視聴者共。僕が英雄になる瞬間だ』
その穴は「大冥道」と呼ばれ、1m降りるごとに1年時を遡った世界が広がる、という不思議な特徴を持つ。
穴の奥に何があるのか――即ち、過去に一体何があるのか、と。多くの人間は興味を唆られ、大冥道へと足を踏み入れていく。
しかしあまりにも危険な環境故に、碌に情報を集めることすら出来ず、多くの死者を出す結果になった。
被害を減らしたいと考えた「とある女」は、一つのルールを取り決める。
それは「大冥道に挑む者は、必ずその道中を映像に残す」というものだ。
死を無駄にしない為に、死者を減らす為に、先へと進む為に、……と願いを込めて。
そして数年後。
そのルールを知った「とある男」は、そのルールに金の匂いを感じ取り、一つの商売を開始する。
「その映像、世界への見世物にしてみませんか?」、と。
『――しっかり見とけよ視聴者共。僕が英雄になる瞬間だ』
第一話 この世界では星が降る
2020/12/30 21:06
(改)
第二話 大きな小鬼
2020/12/30 22:07
(改)
第三話 哀哭を写す鏡
2020/12/31 05:32
(改)
第四話 誰かの視線を感じるのですが
2020/12/31 09:22
(改)
第五話 反省してくださいよ本当にもう
2020/12/31 10:16
第六話 この人、何者ですか?
2020/12/31 11:16
(改)
第七話 旅は道連れでも世に情けなど無かった
2020/12/31 16:16
第八話 やだなぁこんな旅
2021/01/01 11:16
第九話 神託都市ガレリア
2021/01/02 09:31
第十話 探降者拠点
2021/01/03 11:40
第十一話 そのすぐ横で
2021/01/06 19:13