表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/11

プロローグ

拙い作品ですが、少しでも笑っていただけたら幸いです。1話1話は短いです。

マーチ王国


軍事力こそ中堅だが、ずば抜けた経済力でもって大国と並ぶ王国。

その王都にある大通りには多くの店や露店がひしめき合いながら並んでいる。

そして店目当ての人も多く、まさに人の絨毯ともいえる光景である。

夜になれば一部の店が閉まるけれど、人の絨毯は少しも揺らぐことはない。

まさに、マーチ王国の象徴ともいえる大通り。


その大通りが、今、無人の通りとなっていた。

否、

正確には、1人の男と、無数の像が並ぶ通り、となっていた。



店という店は幕を下ろして戸締りをして物音ひとつ立てない。

警邏の兵は外向きに直立不動。

運悪く逃げ遅れた市民は頭を抱えて外向きにうずくまる。

動くものはただ一つ。

大通りの真ん中を悠々と歩く1人の男だけであった。

生きとし生けるものはすべて、息を殺して目をつむり、震える体を無理矢理押さえつけて止める。

ただただ、通りを移動する”恐怖”から少しでも己を離すため。

少しでも生存の可能性を上げるため。

ほんの少しでも早く”恐怖”が終わることを

皆が願い続けていた。






そんな、恐怖をまき散らしている男は、

「あれ、なんでみんな壁のほうを向いて身動ぎすらしないの? なんで店がすべて閉まってるの?」

現状を全くと言っていいほど理解できていないのであった。




最初に考えていたタイトル、すでに存在していてびびりました…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ