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第一話「書の神殿」

 足元に地面の硬さ。右手には柔からな感触。

 目を開くと視界の端に見慣れた黒髪。正面には白を基調とした神官服を着た老人が1人。前情報通りなら、ここはどこかの――恐らく書の――神殿と言う事になる。


「儂が生きている間に使徒様をお迎え出来るとは、なんという誉! 神官としてこの上ない喜び! 神に感謝を!」


 一人、延々と歓喜と感謝を叫び続ける老神官はひとまず放置し、隣へ視線を向ける。そこにはそれがまるで当然のように、黒髪の後輩が立っていた。


「で、条件は?」

「さすがにそれが第一声なのはどうかと思います。ダメダメですね。一周回ってさすが先輩」

「そう? そうだね、うん」


 さすがに焦りすぎた。気持ちを切り替え、視線を老神官の方へと向ける。

 歓喜の声からとても元気そうな老人だと思っていたのだが、良く見てみると神官服はかなり古びており、年相応に弱っているのか、手足もかなり細い。


「こういう時は髪の綺麗な女の子が出てくるのが定番なのに、とか考えてる顔ですね」

「考えてないよ? まだ」

「考えるつもりではあったと。平常運転ですね。むしろ安心します」

「まぁ、実際定番だし。あー、すいません」


 一通り叫び、もとい書の神への祈りと感謝を終えた老神官に声をかける。そこでようやく、目の前の使徒二人――正確には1人は違う――を放置していた事に気づいたのだろう。老神官は床に膝をつき、頭を下げた。


「申し訳ありません。あまりの歓喜に我を忘れてしまい」

「気にしないでください。とりあえず、えーっと、お爺さん」

「カムズとお呼びください」

「カムズさん。僕は、あー、えっと。アラタと呼んでください」


 僕の自己紹介の言葉に、隣の後輩が首ごと視線を向けてくるのがわかる。この世界で名前と言うものがどう言った意味と役割を持つかわからないのだ。用心に越したことはない。


「では、私の事はシュリでお願いします」

「アラタ様、シュリ様ですね。2人も使徒様を迎えられた事、この上ない喜びではあるのですが」

「あ、いえ。使徒はこっちの朱里だけです。僕は、なんと言うか。従者的な」


 書の神の使徒ではないのに歓迎を受けるのに抵抗がある、と言うか騙している罪悪感からでっち上げた設定を口にしながら、朱里に横目で合図を送る。返ってきたのは了承の意を示す視線と、珍しく仕事をしている嬉しそうに上がる口角だった。


「なるほど、なるほど。では、使徒シュリ様」

「はい、なんでしょうか」

「見ての通り、書の神の信仰は廃れて久しく、儂が最後の神官で、信徒なのです」


 状況は最悪、とも言えない。無理難題を吹っ掛けられても目の前の老神官カムズさんをどうにかすれば逃げられるのだ。色々な意味で定番の国家単位・大宗教単位の出迎えであれば逃げる事は困難、と言うか恐らく不可能だろう。


「老い先短い儂では使徒様の従者を全う出来るか不安でしたが、さすが書の神。先んじて従者を準備しておられるとはっ」


 またテンションを上げて神に祈りだすカムズさん。どうやら不用意な虚言で誤解を生んでしまったようだが、都合が良い展開なのであえて訂正する事はしない。隣の朱里も同じように考えたのだろう。特に訂正をする気はないようだ。


「簡単ですが食事を用意させて頂きますので、こちらへどうぞ。さささ、こちらです」


 カムズさんに先導されて歩き出す。古びた建物をしばらく歩き、案内された先は食堂、ではなく客室らしい一室だった。そこには長椅子と机。奥の壁には扉が1つ。


「常駐の者もいないため食堂の手入れもままならず。食事はすぐにお持ちますので、それまではこれを」


 そう言ってカムズさんが差し出したのは、古く、しかしきちんと手入れされている机の上に置かれていた巻物だ。朱里はカムズさんに促されて長椅子に座ると、それを手に取り、広げる。どうやら地図のようだ。


「従者アラタ様。神殿の施設を説明させて頂きますので、どうかこちらへ」

「あ、はい。よろしくお願いします」


 朱里と離れる事に少し不安はあったが、何をするにもお伺いを立てなければいけない状況も困る。そう考え、僕は返答と共に半歩だけ扉の外へとでる。


 丁寧に退室の挨拶をしたカムズさんの先導で、食料・雑貨の保存場所や井戸、厠などのすぐに必要になりそうな施設の説明を受ける。元は寡黙な性質なのか、使徒たる朱里がいない場では多くを語らず、事務的に必要事項の説明をするのみだったが、従者だからと雑に扱うような様子はない。


「ここにあるものは全て使徒様の為に使って頂きたい」

「それでカムズさんが困る事はありませんか?」

「儂の私物は全て儂の家にありますので。ご配慮に感謝を」


 一通りの説明を終えると、厨房へと移動する。カムズさんは既に火のついていた竈で準備されていたスープを温め、フライパンで平たいパンを焼き始める。恐らく、種なしパンの類だろう。


「お待たせ、朱里。

 うん、本当に待たせて申し訳ない。そんなにお腹が空いてたの?」

「それは誤解です。6階ではありません。ちなみに我が家は3階です」


 あとはお任せしますと告げられ、火の始末と片付けをすると言うカムズさんと別れて部屋に戻ったのだが、そこでは何故か朱里が先ほどの地図を千切って口に運んでいた。


「本が好きなのは知ってたけど、食べちゃいたい程好きだったのは知らなかったな」

「弁明の機会を要求します。これは、そう。恩恵。恩恵なんです」

「本を食べる恩恵って。いや、正確には地図と言うか巻物だけど」

「蔵書を増やすために、本を頂いていただけなんです」


 蔵書を増やす、と聞いて僕は一旦追及の手を止めて知らない知識を思い出す。

 書の神の恩恵。頂いた本の召喚能力。


「頂く、って食べる事なの?」

「頂きます。文字通りですね。

 これを手に取った瞬間にどうすれば良いのか頭に浮かびました。最先端科学もびっくりの親切設計。やるな異世界」


 千切った地図をぱくりと口に入れ、咀嚼する。女性の食事風景を見つめているのはマナー違反ではあるが、好奇心に負けてしまい朱里の喉が動き、紙片が飲み込まれるまでの光景から目を離す事が出来なかった。


「山羊みたいだな、と思いましたね。ちなみに私は思いました。めぇ~」

「思ってなかったけど、確かに山羊っぽい」


 軽口を叩きながら手に持ったお盆を机に置くと、スープとパンを朱里の前に。その隣にスープをもう1つ置くと、朱里と並ぶように長椅子へと腰掛ける。


「それ食べ終わったら食事にしよう」

「ふむ、先輩的には紙は食事でないと。おやつかな? 人生の糧たる本をおやつ扱いとは、さすが先輩。私の敵だな」


 何をアホな事を、と普段ならつっこむところだが今は我慢の時と僕は苦笑を返して紙食の続きを促す。そして残り僅かな紙片が朱里の小さな口の中へと消えた後、2人で食事をとる。


「ここを出るタイミングは任せるって。あと、見送りたいから声をかけてくれると嬉しいって」


 先に食事を終えて手持無沙汰になった僕は神殿内にあった施設や物資、案内をしてくれたカムズさんについて説明をしていた。


「奥の部屋は寝室らしい。そこは朱里が使うとして、僕はこの長椅子を使わせて貰う事にする」

「他にも部屋があるのでは? いえ、追い出そうと言う訳ではありません。えぇ、断じて」

「一応従者って事になってるし、この状況で離ればなれになるのも、ちょっと不安かなと」


 先ほどこの部屋に1人残していった事を棚に上げてそう告げると、食事終えた朱里に半眼で見上げれてしまう。じとー、っと言う音が聞こえてきそうだな、と思いながら食器を集め、お盆へと乗せる。


「片付けがてら、案内するから行こうか」


 仕方ないですね、と言いたげに肩を竦める朱里。案内しておかないと困るのは手洗いに行きたくなった時の朱里だろうになどと思いながらも、口には出さない。今、朱里の機嫌を損ねるのは得策ではないのだ。


「ここが食糧庫。その隣の部屋は使ってないものが色々入っているらしい」

「ふむ。服装くらいは目立たないように準備すべきでしょうか。よかったですね、先輩。合法的に可愛い後輩にコスプレさせるチャンスですよ。これを活かさない手はないな」

「はいはい。ファンタジーも好きだもんな。お互い」


 ローブとかマントとか、そういった類の服飾にはもちろん興味があるし、自称可愛い後輩に綺麗な黒髪が映える服を薦めるチャンスなのも事実だ。だがそれも今は後回し。現在の最重要事項は如何にして朱里の機嫌を良くするか、それに尽きる。


「施設案内はこんなものかな。水瓶が空になりそうな時は言ってくれれば井戸から汲んでくるから」

「ありがたい事ですが、今日の先輩は何か妙に優しいですね。怪しさ炸裂です。今自白するなら罪は軽いですよ」

「僕はいつ何時であっても紳士で後輩に優しいから気のせいだ」


 先輩が紳士なんてありえませんね、とでも言いたげな朱里の視線を無視し、玄関へと移動すると大扉を開く。神殿らしい、重厚な扉は普段使われていないのだろう、少し滑りが悪い。


「田舎、と言うか、森ですね」

「森に囲まれた長閑な風景。しかも住人はカムズさんのみ。

 限界集落って言うかほぼ廃村」


 カムズさん曰く、外界との接触はほとんどないらしい。実は書の神が邪教か何かでここは隠れ里なのではと疑ったりもしたのだが、この様子では単純に信者が激減しただけで間違いなさそうだ。改宗したのか、事故や天災で減ったのかまではさすがに聞けなかったのでわからないが。

 ちなみに、信者は使徒と違って改宗に違約事項的なデメリットはない。もちろん、恩恵も。神々は信仰の奪い合いをしているのだから、信者の改宗が出来るのは当然と言えば当然の事だ。


「街に移動して、生活基盤を整えて、将来も含めた身の振り方を考える。そのあたりが一先ず今後の基本方針かなと思うんだけど、どうかな?」

「良いのではないでしょうか。冒険したり、魔王に挑んだりするのはメインではなく、人生のスパイスくらいが丁度良いと思います。塩も胡椒も少々適量。かけすぎ厳禁。早死にすると読める本が減ります」


 言葉とは裏腹に物語のような状況にテンションは上がっているらく、朱里の声は少し弾んでおり、早口になっている。魔王云々はさておき、多少の冒険くらいなら叶えてあげられるかなと考えながら、僕はひとまず部屋に戻る事を提案する。


「わかりました。色々と話合いましょう」


 機嫌の良い朱里と共に部屋へと戻り、彼女を長椅子までエスコートする。自分は途中で回収した椅子に腰かけると、机を挟んで向かい合う。


「紙とメモが欲しいな。探してくればよかった」

「それには及びません。そう、こんな事もあろうかと、と言うやつです」


 さすがの手際、と褒めようとした瞬間に現れたのは地図とノート。そして朱里の手には一本のペン。


「恩恵の中にあったノートと、書き込む為の特殊なペンです」


 朱里の説明によれば、恩恵で取り出した本は一定以上破損すると消え、再度取り出した際には元に戻っているのだそうだ。それは落書きや書き込みも消えると言う事だが、その例外が彼女の持つペンであり、再度取り出した際にも残すことが出来るのだそうだ。


「そうすると、記録しておきたい事はそのペンで、一時的なメモなら普通のペンで書けば節約出来そうだ」

「確かに。何故思い浮かばなかったのか。使い手たる朱里よりも使いこなすとは。まだまだ修行が足りなかったか」

「恩恵、色々応用も利いて便利そうだ。接触はほどほどにするつもりだったけど、入念に聞き込みした方が良いかな」


 恩恵を得た使徒はその使い方を直感的に理解し、知識も得る事が出来る。真っ白な世界で強制インストールされた知識と同様、能動的に調べる事でも思い出せるそうだ。


「何をすべきか。何処へ向かうべきか」


 安全第一、安定志向で。朱里の言葉を借りるなら、そこに少しのスパイスを。

 独り言を呟きながらそれらを基準に頭の中で候補を挙げていると、ふと目の前のからの視線に気づく。


「申し訳ない」

「気づいてしまいましたか。及第点と言ったところですね」


 朱里は、先ほど話合いをしましょうと言ったのに一人で考え混んでいては意味がないですよ。そう言いたいのだろう。そう把握した僕は、ひとまず思いついていた事柄を順次口にしていく。


「第一案。製造業」

「何かあてがありそうですね」

「都会へ移動して美容品をお金持ちに売る、と言うのはどうかな? 混ぜる、潰す、濾す、煮るあたりなら僕たちでも出来そうだし」

「本当のところは?」

「早急にヘアケア用品を手に入れないと、朱里の髪が傷んでしまう」


 大きな溜息を1つ貰ってしまったが、持っている知識と技術で資金を得る手段としては悪くない選択肢である事も事実だ。そして何より、朱里の髪が傷んでしまっては人類の損失だ。


「二案目。商売」

「それは私も考えました。初期費用と目利きが問題で保留にしましたけど」

「技術の発展度合いによっては、恩恵でなんとかなるかなと」

「恩恵で、ですか。いや、待ってください。わかりました。

 製造や仕入れが出来る恩恵があれば、売るだけならなんとかなる、と言う訳ですね」

「正解。直接は無理でも補助的に、例えば目利きの代わりになる恩恵があれば生きていく分とコツコツ貯金する分くらいは稼げる、かも?」


 他にも飲食店や屋台、行商等も考えたのだが、労力やリスクの大きさから提案に値せず。商売以外であればファンタジーの定番である冒険者稼業的な稼ぎ方等も候補に挙げてみたいのだが、朱里の恩恵は戦闘向きでなく、自分一人で挑む程の自信もない。


「あとは雇われかな。読み書き計算で商家に潜り込むか、使徒として教会に売り込むか」

「その2つは出来れば避けたいところですね」


 そう言って朱里は新たに1冊の本を虚空から取り出す。表題は、常識を学ぼう。監修は書の神となっている。


「軽く読んでみましたが、労働者を守る法律がない国ばかりのようです。可愛い朱里はセクハラされても訴えられずに涙で枕を濡らす事に。暴力には訴えますけど」

「暴力って。火に油を注ぐ結果になりそうな」


 朱里は小柄な割に力がある。本人曰く、本の力でパワーアップしました、と言う事らしい。図書委員として重たい本の移動や書架整理などもしていたので恐らくそういう意味なのだろう。とは言え、女子高生として破格のパワーがある訳でもなく、大柄な相手に勝てるとは思えない。


「そこはほら、恩恵の力で解決です」

「他にも何か能力が?」

「いいえ。既存の能力で」


 そう言うと朱里は立ち上がり、一歩横にずれると両手を斜め上前方へと掲げた。そして次の瞬間、床を叩く大きな音が部屋に響き渡る。音の発生源に目をやると、そこには大くて革張りの、要所を金属で補強された本が落ちていた。


「これは痛そうだ。と、言うか読むのも大変そうだ」

「私は脳内で読めますから問題ありません。蔵書検索機能に加えて本文の検索機能まで搭載している便利仕様です」


 それは羨ましい、と朱里ほどではないが本が好きな僕は少しだけ書の神の使徒も良いかなと考えたが、やっぱ本を食べるのはなしだなと思いなおす。


「東西南北に国があって、ここは南部。中央に神殿の元締めの中央神聖教会の神都がある」


 地図へと目を移し、大まかな地形を確認する。書の神殿、と赤でチェックが入っている場所は南部地方、西方より。地図の左端、最西端には魔王軍の住む大陸が一部だけ描かれている。


「神都には大きな商業同盟があるそうです」

「土台がある方が商売が始めやすい、かもしれない。初期資金を稼ぐのに何かを売るにしても働くにしても」


 地図から顔を上げると、ノートの前に座りなおした朱里がペンを口元にあてているのが見えた。何か考えているのか、それとも脳内検索ないし脳内読書で調べもの中か。


「私も神都行きに賛成します」

「理由は?」

「人は都会に集まります。文明人たる私たちが森暮らしに耐えられるとは思えません。田舎暮らしだって、出来れば避けたいと思うはずです。そして人が集まれば、情報も集めやすい、はずです」


 情報、と言うのは生計を立てるための情報であり、その根幹を成すかもしれない僕が得るべき恩恵に関する情報でもある。大きな力を得た見知らぬ学友と合流するリスクはそれなりに高いが、十分にリターンを期待出来る、と言うのが朱里の意見のようだ。


「それは賛成。ただ、接触する相手は慎重に選ぶべきだと思う。

 観察して、良い能力を持ってるっぽい人だけ個別に接触するのが理想かな」

「概ね同意します。

 一先ず目先の目的も決まりましたし、情報収集を優先させましょう」


 そう言って朱里は、地図の上に先ほど取り出した、常識を学ぼう、と言う本を乗せると、どうぞ、と手を動かす。手に取り開くと、そこには日本語でかかれたこの世界の常識らしい情報が羅列されていた。


「ひとまず3冊くらい読んでおいたほうが良さそうな本がありましたので。私達の常識、異世界の非常識です。

 先輩は元から非常識ですけど」

「おかしい。僕は常識的な人間だと自負しているんだけどな。

 ところで、読書の前にもう1つ重要な事を決めておきたいんだけど」


 なんでしょう、と口に出さずに朱里は視線で先を促してきた。ご機嫌取りを考えれば読書後にすべきかもしれないが、この問題を放置してしまうと読書に集中出来ない可能性がある。


「取引の条件についてはな――」

「そういうところが非常識だと言うんですよ。

 生きる為に、情報収集が最優先です」


 生きる糧を得る為に切り出したのにも関わらず、冷たくあしらわれてしまい、僕は肩を落として落胆する。

 とは言え、逆らっても良い結果は得られないだろうと考え、仕方なく本を手に取りページをめくる。


 これらの発言のせいか読み終わるたびに本は追加され続け、読書時間は朱里が眠気に負けるまで続く事になる。


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― 新着の感想 ―
[一言]  本を食べる(物理)…… 朱里ちゃんは文学少女っ!? 後輩なのに先輩とはこれいかに(第一巻から14年、完結して9年、時の流れは矢の如し) 二人の冒険はどうなるのでしょう、乱読化なら知識チート…
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