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平和な異世界魔物ライフ(仮称)  作者: かっしぃ
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第8話. レベル上げ?


「つまりレベルをあげればいいってことですか??」


--そういうことだねー


そういってレベル上げの仕方や後回しになっていたステータスの説明をされた


----------


【種族】ベビースライム

スライム種の赤子。

どんなスライムになるかは吸収したものにより異なる。

99%が水分であり、触手は無し。

体長およそ10〜20シーム(cmらしい)


【レベル】2

現在のレベル。

戦闘や経験の累積によって数値が上昇する。

レベルが高ければ高いほど強いといえる。

レベルが上がると、HP上限やMP上限が増えたり、スキルを獲得できる。

老化では下がらない。

レベルを下げる方法も存在する。



【HP】【MP】

現在値/最大値。

健康ならばゆっくり自然回復することが普通。

LvUP、現在値を極限まで減らしたのちの自然回復などで最大値が上昇する。

HPは肉体強化、MPは魔法操作力の強化でも向上する。

HPは0になると【状態異状】[瀕死]となり、一定時間経過後に生を失う。

MPは0になると【状態異状】[魔力欠乏]になり一定時間気絶する。時間経過で回復する。


----------


「レベル上げって魔物を倒さなきゃいけないんですかね?」


--んー、経験値としては魂の還元が関係してるから戦闘が確実だけども、ユウくんの場合は魔物補正もかかってるから、その辺のものを吸収でも大丈夫かなー


まぁ見た感じ、今いる場所に魔物は見当たらないし、そもそもあのスライムたち以外に勝てる気がしないもんな。


--そしたらその辺りのものを吸収して、レベルあげしてみよー!その間にわたしはいい感じのスキルがないか探してみるよー


レベル上げを終えたら新しいスキルもくれるようだ。これは頑張らねばいかんな。


--ついでにスキルをたくさん使ってスキルのレベル上げもやってみてねー意識してればすぐ使えるだろうからー


そう言って声が聞こえなくなった。通信が切られたようだ。

スキルのレベル上げって、その説明は受けてないんだが…大丈夫かあの女神様。


「さてと……まずはここから出ないとだな」


呼吸してないから忘れそうだったが、今は水の中。何にもない。

えっちらおっちら這いずって水の中から這い上がり周囲を改めて見渡す。


「食べれそうなのは……聖薬草?とかの草花と光る岩山、くらいかなぁ…」


まずは目の前にある草を見つめる。

「相変わらずデカイよな……おっと、分析してみるか」


心の中で草、分析と念じてみる。

『聖薬草。薬草の最上位。そのままでも回復力が高い。およそ20シーム(cm)』


ふむ。ちゃんとできたみたいだ。


(へー、これ20cmくらいなのか……って、20cm!?うそ、俺よりちょっとデカイから180cmくらいあると思ってたのに……)


記憶を探ると、確かに今の俺--ベビースライムの大きさは10cmちょいしかないようだった。


(俺めっちゃ小さくなってんのな……)


もともと地球でも身長は決して大きいほうではなかったが、ここまで縮むとやはり落胆してしまう。


(ま、まぁ成長とか進化?でもすれば大きくなる…よな?)


まだ知らぬ未来に淡い期待を持って、レベル上げを始める。








(荒野にでもしてしまったのかな…)


振り返った先には何にもない。

あるのは女神像の沈んでいる水場だけだった。

どれくらい経ったのか定かではないが、聖薬草の他に、[聖月花]と呼ばれる治癒花や[聖魔鋼]と呼ばれる鉱石、あとはキノコとか苔とか、確認できたものをひたすらに分析・分解・吸収し尽くしていた。

更に言うと、俺が落ちてきた穴からベビースライムがちょいちょい落ちてきたので何匹も喰い尽くしていた。


こんだけ喰い尽くせば女神様も満足してくれる…よな?

来た道を戻ってまた水の中へと向かう。

そして女神像を見上げ、どこか違和感を覚えつつも、また台座に触れる。

石像は、ひんやりしている。


(反応ないな……女神様、女神様。どうかお声をお聞かせください)

<祈り>を発動させながら、祈る。


--はいはーい。ユウくんお待たせー…って、大っきくなったねー!


親戚のおば…お姉さんのように驚いてくれる。

大きくなった?あぁだから女神像がさっきよりも小さく感じたのか。


--その様子だと進化もしてるかもしれないねー。また読ませてもらうねー


しばらくして読み取ったステータスを知らせてくれた。


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