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スピンアウト!  作者: スックブ
エピローグ
32/32

自分の好きなジャンルがごちゃ混ぜになってます。


祝・完結! 


これから活動報告にあとがきめいたことを書こうと思います。

夜中には投稿できるかな? 暇な方はどうぞ。

「はーん。そんなことがあったのね」

 学園島……首都から橋が三本、地下トンネル四本で結ばれたこの人工島は世界でも数少ない異能力者の子供が通える学園だ。

 その島にある公園のベンチに腰を掛ける一組のカップルがいた。


「うん。ボクも朝に父さんから工場地帯が消えてるって聞いて驚いたよ」

 悠一はこの学園島でコアと再会していた。

 学園島はクリーミィ・フレンズの出資で建てられたものだ。

 この数年の間、暫定政府の役人はクリーミィ・フレンズの賄賂策にはまり、国民にその実態が明かされ解体された。

 現在は心ある役人と用心深かった大臣、暫定政府の解体程度ではビクともしなかった官僚が新政府を建て上げていた。


 今日は中学部の入学式だ。悠一は地元の中学校に通おうと思っていたのだが一年前にコアから手紙が届き、この学園に進学することを決めた。

 悠一に特殊な才能はないがこの一つの島を丸ごと使った学園にとっては才能があっても機械の身体やネコミミが生えていようとも些細なことだった。

「それであの機械人間(コールドマン)は今どうしてるの?」

玖賀財閥(くがざいばつ)のお嬢様が零時抜刀隊の人たちも一緒に会社を再建させて、そこで働いてるよ」

「……もしかしてナインカンパニー?」

「うん」

「現代の世界大企業の一つじゃない……」

「そこの運輸部門の支部長だって。これがその写真」

 写真には大型二輪車に腰掛けるホログラフの女性と機械人間の青年がオレンジ色の渓谷を背景に疲れた顔をしていた。大型二輪車の横には電気スパークを飛ばす怪鳥が地面を突いている。

「出世したわね」

「でも運送できる道を開拓するのは大変だって書いてあった」


 コアが頭を悠一の肩に置く。

「わからないものね、色々と」

「ボクもこんなに早くコアと再会できるとは思ってなかった」

「嬉しい?」

「うん。嬉しい」

 くすぐるような笑い声が響く。

「私たちの未来はどうなると思う?」

「こんな未来じゃないかな」

 二人は唇を合わせた。

 春の風が吹く。

 木漏れ日と共に暖かな時間が過ぎていった。


                                    完

誤字・脱字が多々あるかもしれませんがご容赦お願いいたします。

発見しだい修正しています。


折を見て文章を直すかもしれません。

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