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あんたか!

作者: さなぎ狼

現時場所ー都市部

町では交通であふれかえっていた。歩道の中俺は歩くにはあまりにも熱い日差しとコンクリートの熱のサンドイッチが襲う。テレビのニュースでは、最高気温39度という処刑レベルの温度をたたき出し。目の前に広がるカゲロウはもううざったくて仕方ない。どっかから声が聞こえる気がするが道を行き交いする人の声でかき消えている。時刻はまもなく午前から午後を誘おうとしているときだ。

「それでねー」 「はい、もしもし」   「きにすんなよ」  「町が消えるそうよー」

  「そんなのさわっちゃ行けないでしょ!」  「あいつうざい」 「・・・・・・・・」

 「ご託並べてもしょうがないだろ」  

           「時間内ッスねー」  「しょうがねえ、いっかいもどっぞ」「はいはい」 

「だから、しらないって」


ん?今なんか聞こえたような気がする。まぁ聞いたところで何にもなんないけど。


現在場所ー都市部ー某ビル三階ー「サキツキ事務所」


やっとこ作業が終わり事務所に帰れた。クーラーの風が直撃して体中の汗を冷却しとても心地よい。

早速自分の席に座るととなりの机から書類が雪崩をおこし倒れていた。一回「またか」とため息をつきとなりの目にクマ出来てる金髪の腕で枕作って寝てるシャツきたいい年の兄さんに向けて。

「佐藤さん雪崩起こしてますよ」

そう言うとゆっくりと起きてアクビ、背伸びをして、細い腕で、眼鏡を探索、そのあと頬の短い髭をさわってやっと起動する。

「・・・・ああ、悪い悪いいま片付ける」

そう言うと書類を立てかけてある数種類のファイルに分けて直す。職業柄自分たちは沢山の書類を持つ必要がある。だから佐藤はめんどくさくて山を作りおいたのだろう。

                         ・・・

ここの従業員は27名、おもな活動はマンション経営や厳選客のビラ配りや、「逃がす」人間だ。勿論それだけだと食っていけないのでいろんなコトをやる。

「三野里君、ちゃんと「お客」は送ってくれたかな?」

自分の名前を呼ぶ人がいる。自分は振り返るとそこには肌の白い銀髪の慎重俺174cmだけどそれより小さいジーパンにTシャツのサンダルすがたの女性がいた。スマホをいじりながらこっち近づく。

「勿論です。えっと、・・・」

だめだ名前思い出せない。

「確かに名前が長いからね、アーシャで良いぞ」

「はい、サキツキ社長、今回も何とか逃がせました」

「全く、アングラーマニーで騙される件数これで何人だ?」

「夜逃げ、国外逃亡の次におおいぐらいですね」

「こんかいの報酬は250万、五人分のパスポートから住所まで用意するとあんま設けになんないね」 

「全くです。その上相手は民間人、よく調べないと後で何が起こるか分かりません」

「まぁその編は別の作業班がある分野だから気にしないでやると良いよ、ところでその・・・・今夜ちょっとあいてないかい?」

明らかにビジネスの話ではないことが、急にそわそわしてかみを手でといていることから分かる。多分今回は、

「配水管のつまりは水道屋にお願いします」

「そうはいわないでやっくれよ、アンマリ知らない人が自分の家にはいるのは気に入らないんだよぉ」

「自分は今日はちょっと・・・・大井はどうです?彼は結構力あるし」

「あんな至上筋肉思考が家に呼ぶコトなんて考えられん」

思いっきりそう言うと紅い目でじぃっと見つめてきた。

「・・・・・無理は無理です、すみませんあきらめてください、後これは依頼された企画書です。」

クリップで留めた夜なべして作った書類を無造作にうけとり

「むー、少しは従ったらどうだ?場合によっては社長としてではなく一人の女として受け入れたって良いぞ?」       ・・

「・・・・・そう言う脅しは通用しませんよ、それにそう言うんなら自分もあまり理性で動く人間じゃないんで」

「わかったよ、あきらめる。あ、後で明日の曹庸会の定例会の打ち合わせやるから。」

「はいわかりました。」

今日の会話はそれくらいで終わり、あとはひたすら会計をやっていた。すると他の従業員から

「やったなおまえ、」「玉の輿カー」「アマリヨクワカンナイケドガンバレ」 「次期幹部おめでとう」

と次々誤解しているのかそうつぶやく同僚。それに対し

「何か勘違いしてないですか?社長の言う女ってヤクザの女として迎え入れるって意味なんですよ?つまりそのまま従えばヤクザ一家の傘下構成員としてあっちに送られるって意味ですからね?」

そう言うとみんな静まった。どうやらやっと意味が分かったようだ。


家にかえるころにはそうとう遅くなっていた。何せあの後は「広域暴力団との疎外化計画」の企画書を書いていたからだ。こりゃおそくもなる。

夜になれば町は光で迎えてくれるがどうもただ光ってるのではなく誘導するように光ってる。ごもっともそれにたかるのは蛾だけではないと言うことが面白いが。

自分はマンションに住んでいる。近々一軒家が欲しいが移動面を考えると面倒だし、そんなに使う場所でもないので使ってる。


都市部ーマンションー廊下


エレベーターに乗ろうとしたとき後ろで何か自分の袖を捕まれた感触があった。

「ひるはよくもむししましたねー」

やばい、俺はこんな体験を一回したことがある。確か債務者が飛ぶのを防いで川に捨てたときに後ろから

撃たれたことがある。

「あなたのへやにいきたい」

「・・・行ってどうするんですか?」

「いいからいきなさい」

いわれたままにそのまま部屋まで誘導する。

なんて言うか自分の家ながら生活感が全くない。コンクリートの壁フローリングの床後便所とキッチンカウンターあとはベットと机だ。

「なんでいままでいきてこれたのかふしぎなくらいむぼうびねー」

「そろそろ聞いても良いですか?」

「うん、おしえる、あなたをまもりにきた」

「は?」

「いまからあなたをまもるかわりにいそうろうさせろ!」

背中越しに言われると凄いシュールだ。

「いやといったら?」

「ころす」

ですよねーそれ意外ないもんね!

「分かりましたとりあえずお茶にしましょう」

「それはしょうだくしたととらえていいの?」

「そうです承諾しました。ただ貴方のコトを知らないと雇用もままならないのでここはそれぞれ自己紹介しましょう」

そうすると背中から前にピョンと飛んできて

「そうしよう!」

そううれしそうに言いながら床に座る。あ、こいつ武器もってねぇ

「椅子ではいけないですか?」

「わかった」

そう言って椅子に座る。

自分もそれに合わせて座ると驚いた。それは少女だった。見た目16歳くらいの長い黒髪に褐色な肌、目が悪いのか?目は黒く大きいのだが、何故か「違う」きがする

「では名前を聞きます」

「ガーンナ」

「どこから来ました?」

「rさくせんじょう座標軸X57Y67」

「・・・・私に雇われてしたいことは?」

「あなをまもる!」

「よろしくガーンナ」

もういい、もういい十分だこいつの寝てる間にどっかに逃走しよう。

「ところで声が少し変ですが何か手術でも?」

「したよーした。心臓入れたり脳を入れたり今誘導されてるからその電気信号のアンテナとかもしているよ」

こいつ薬やってるのか?

「誘導とは?」

「今命令されてそれに従って動いているの」

「誰に?」

途端に思った。こいつ急にしゃべり方が

「えっらーー1287」

エラー?急にソンなことを言っと急に顔を下に向けぶつぶつしゃべり始めている。

こりゃ救急車だな。

「いまね、マスターから通信をやめるからお前のやりたいようにやれって」

「すみません訳が・・・」

喋るのをやめた。それは何故か手暗がりなったこと彼女の後頭部から噴出した棒状の物が原因だ。

「・・・えー」

後頭部を見ると確かに穴が開いている。だが穴は端子を入れるアナに似ていた。

すると急に少女がおきだし

「・・・・・・・・」

なにかいえよ、

「名前を与えてください」

「は?」

「名前及び立体的環境の設定を、口頭でもかまいませんマスター」

どうやらきょうから俺の名前はマスターらしい

「あの・・・・・あなたは?」

「私は第八期人工生命体思考運転実験体です」

こうしてこのわけの分からん少女と生活が始まる。

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