第8話トイボックス
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
トイボックスの行動は分かりやすい
音がした方に走って行き、音がしなかったらその場でジッと待つ
音に反応するのが見るだけで分かる
「とりあえず、、浮くか」
「け、契約しちゃう?」
「契約する」
右手を差し出す
「仮契約かぁ、、残念」
レイは俺の手の甲にキスをする
そして不穏な単語を発した
「仮契約?」
「呪文は「仮契約ってなんだ?」
レイに詰め寄る
「じゅ、じゅもn「仮契約について教えろ」
「・・・」
「言ってもいいのでは?」
「教えるので、レイに詰め寄るのは」
レイから離れ、飛鳥に近寄る
「危険性はあるのか?それが一番重要」
「危険性は、、、、僕たちが反逆して、あなたとの相性が悪くない限り危険性はないです」
「そうか。なら大丈夫か」
こいつらが反逆してくる様子が存在できない
「本契約は?」
「本契約をすると僕達が使える魔法を全て使える様になります」
「それなら本契約した方が」
「本契約するには口と口で」
「やめろ。それ以上言うな。察した」
仮契約でやるしかない。絶対に嫌だ
男となんて、、俺のプライドが許さん
「呪文を教えろ」
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「浮け」
自身の体を浮かせる
そしてこの魔法の使い勝手の悪さが目立つ
「浮く距離と速さは事前設定なのかよ」
誰も返事はしてくれない。全員杖になったからな
右手にレイを左手はフリー。腰の内ポケットに飛鳥と三月がいる
「、、、何かが減ってる感覚がある。空腹か?」
お腹が空いた時と同じ感覚が胸とお腹辺りに広がる
「これが魔力なのか?」
この時、俺は気づいた。この魔法の魔力消費の多さに
「これ、、、魔力切れたら落下死するな」
脳裏に自身が落下する様子が浮かんでしまう
「降りよう」
死にたくない。そう思いゆっくりと降りて行こうと思ったんだが
「ハ?」
ガシャンガシャンガシャン!!
金属の音を響かせながらトイボックスが下に集まる
「魔力が切れる前にやらないと、、、死ぬ?」
額に汗が垂れる