第4話魔法名を教えてくれよ!!
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
(攻撃は恐らく無い。いや空中からポカポカ殴られたら嫌だな)
右手には木の杖になった飛鳥を握りしめている
「ぜぇ、、ぜぇ、、ふぅ、、浮け!」
空を飛んでいる男が右手をグワっと前へと突き出した瞬間
俺達の後ろにいた猫が浮き始めた
「・・・外してんじゃねぇか!!」
「うぷ、、視界がふらつく、、、」
「ニャーーニャ˝ーー!!」
猫が鳴き声をあげながら空へとドンドンと高く飛んでいく
その様子を見ていて、俺は少し恐怖を感じた
「エ?」
猫は空中で一時停止したと思うと、落下し始めた
「ハァ!?」
高さはマンションの2階程度の高さだが、猫の大きさ的にはもっと高い場所だろう
猫がそのまま落下し続け、地面へと華麗に着地した
「おお。立派な着地ですね」
「・・・・」
あれが人間に使われたらどうなる?
落下するのが人間なら?
怖いな、、速く距離を取らないと
「浮け」
「!!」
俺の体が浮き始める。これは、、拒否できない
捕まれる物は近くにない。捕まえる人は一人いる
「いだだ!!」
「踏ん張れ!お前!!俺が死ぬ!!」
空はまだ暗い。4月の朝は結構暗いと認識できる
地面は昨日雨が降っていたのか、少し濡れている
「早く浮け。そして落下しろ」
浮いている男は吐きそうな顔をしながら、俺に何かを当て続ける
「!!」
「動くなよ!地面に伏せてもいいから!絶対に浮くな!」
ロングヘヤーの男の体重では俺が浮くのを完全に止められない
じわじわとロングヘヤーの男と一緒に浮き始める
「すみません、、魔力切れみたいです」
「はぁ!?」
ロングヘヤーの男は杖へと変わった
そして俺の体が空へと浮く
「飛鳥!!魔法の撃ち方を教えろ!」
杖は何も言わない。これ以上浮いた後に落下したら、、死んでしまう
「ック!」
俺は男に杖を向ける。そして
「メラ!ファイヤー!ケアル!ライデイン!雷!メラガイアー!!」
頭の中に浮かんだ呪文をありったけ叫ぶ
「ウ!、、うるさいぞ」
「うるせぇ!シャラップ!沈黙せよ!イレイザー!イーター!捕食せよ!」
どうする!?どうする!?落下して生きれるか!?
再度使われたらどうする!?魔力名はなんだ!?魔力込めるってなんだよ!?
「アグアメンティ!インペリオ!アバダ・ケダブラ!!」
「・・・・」
俺は死にたくない!!こんな突然死にたくない!!
まだ生きたい!!
「チェーン!チェーンナップ!!チェーンハート!!」
ジャラララ!!!
「!!??」
「で、出たぁ!!!!」
杖から鎖が発射され、空を飛んでいる男の胴体に巻き付いた
そして命が繋がった感覚が胸の中で感じることができた