第1話女であれよ!!
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
気分が上がらない夜
ボロボロのマンションでたった一人で寝転んでいる
コンビニで買った弁当は、底上げで見た目だけは量が多く見えたが
見た目の半分以下しか量しか無かった
空腹をまだ感じる。コンビニを詐欺で訴えようかとも考えたが
裁判には金が掛かる。学生の身ではそれは厳しい
「はぁーーーーー」
大きな大きなため息が出る
「可愛い子でも降ってこないかな?」
最近読んだライトノベルの内容が、実現しないかと願望する
ライトノベルでは俺と大体同じ状況で屋根を突き破って
可愛らしい美少女二人が喧嘩しながら、現れた
そして主人公を好いており、一緒の学校に通い
エッチな事件も起こりながら、主人公と絆を深めていく
っというありきたりな内容だった
表紙の女の子が非常に、非常に好みだったから買ったが
内容は普通。よくある小説
「赤髪ロング、、黒髪ロング、銀髪ショートヘア、金髪ボブ」
好きな髪型を口に出す
「ショートヘアーの僕っ子、ロングヘヤーの敬語キャラ」
口は禍の元だけど、願いを叶えることもある
「・・・・寝よう」
願いが叶う様子が無いから寝る準備を始める
神はいない。星に願っても叶える者がいない
次の日の朝、誰かが近くで喋っている声で目が覚めた
甘い匂いが鼻孔に触れる
俺の脳内には美少女の姿が見える
これは、、目を開けたら美少女が俺をどうしようかと話し合ってるんじゃないか?
このマンションには俺以外に住んでいる人はいない
不審者もこんな金が無さそうな場所には入ってこないだろう
どうする?もうちょっと話を聞いた後に起きるか?
ダメだ。寝起き過ぎて脳みそが働いていない
耳が痒くて声も聞き取りづらい
「ア!起きたよ!」
「本当ですね」
「・・・・」
目を開けた先にいたのは
美少女、、、、では無く!!
「急に僕たちが現れて驚いたと思うけど」
そいつの髪は短く、柔らかそうなショートヘアーであり
「大丈夫ですか?混乱していないですか?混乱している場合はゆっくりと深呼吸して下さい」
そいつの髪は長く、サラサラしていそうなロングヘアーであり
「突然だけど、、僕たちと一緒に世界を救ってくれない?」
そいつの一人称は僕でだった
「あなたとなら世界を救えるんです。私達と一緒に世界を救って下さい」
そいつの口調は敬語だった
「そこは美少女が現れるものじゃない!!??」
そいつらは男だった
女の面影が一切ない
ゴリッゴリの男だった