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ディソシエーションエリカ

()()()はいつも、誰かの後ろに隠れてた。

あいつはいつも、前線には出ない。

“できない”と喚き、陣を上手く描けず、いつも失敗ばかりする。


それなのにどうして…彼は、彼女達は、“風姫 ルキ”を青龍の巫女として選んだのだろう?

この世界が消滅したその先の未来で、どうして廻間の権利者である彼の神獣は、青龍の最期の巫女であるルキと魂の契約を結んだのだろう?


どうして、どうして、何故?


そんな終わることの無い、問いなのか、もはやただの自問自答なのか、()()には分からない。

こんなくだらないことを繰り返して、いったい何になる?


オレは世界の廻間で、もうずっと…長い間1人でいる。そのせいか感覚が麻痺でもしたのか、それともただの暇つぶしか…こんなことばかり考えている。


それに飽きると、オレは廻間の権利者の能力の、“ほんの些細な残骸(カケラ)”で、この真っ黒な空間に亀裂を入れる。

手慣れた、いつもの動作だ。

こんなオレにも、青龍と銀狼がいた時の記憶は魂に刻み込まれている。

今のオレにはもう、いかなる神にも必要となんてされない…否、オレは必要となんてしていない。


「オレの名乗るべき名は光騎。ルキとも琉祈とも光希とも違う()()。転生・転移を繰り返した無限に存在する奴らの中でも光騎(オレ)異質(別格)・・・・・」


オレは自分の気の向くままに、独りでこの廻間(世界)を放浪する。

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