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今例のウイルスにかかって頭がぼーっとした状態なので変なこと書くかも許してね

先が見えない闇がまた続いている。

大人が並んで4人通れるくらいの道幅。

よく見ると苔や地下水など普通の洞窟だと見かけるようなものが無い。

壁を見てみると新しくできたようにツルツルした岩肌だけが見える。

この洞窟は何なのかわからないまま進む。

先頭の軍人二人に視線を向けると手をこちらに向け開き止まれの合図を出してきた。

二人の軍人が何かお互いで合図したと思った瞬間今まで音を立てないように動いていた人たちが一斉に足音を気にせず走り出す。

何事かとクレア先生を見るがクレア先生は前方に集中している。


「あの二人が制圧して合図があれば進む無ければ撤退だ覚えておけ。」


そこまで危険な事なのかと息を呑んでいるとアメリカ系の軍人がやってきて先に進むように合図する。

不安がっているアリスを連れアジア系の軍人のところまで行ってみると。


「何これ?みどりの小人?」


アジア系の軍人が銃の先に付いているライトで照らしてくれよく見えるようになった。

私から見たら小人ではなく同じような身長だが大人からしたら小人だろう。

緑で耳が長く耳にピアスをしているところを見ると多少文化的なものもあるのだろう。

私はその生き物が気になり近づいて行こうとするとアリスに止められる。

アリスは怖いのか緑の小人が気持ち悪いのか知らないが首を振っていた。

クレア先生を見ると私が近づこうとしても止めなかった事をみるに今回の倒す相手は緑の小人だったのだろう。

私はアリスが掴んでいた服の袖から優しくアリスの手を解いてクレア先生に預けて緑の小人に近づいていく。


「ゴギャ、グギャ。」


何か言っているが英語ができない私に別の生き物の言葉がわかるわけがない。

人間の言葉すら日本語しかできないのに無理に決まっている。

緑の小人の全身を見てみると足と腕に切られた跡があった。

先行した軍人二人が行動不能にしたみたい。

切り口から推測するに人体と同じような構造をしているのだろう腱を切られ動けないでいる。

緑の小人の観察を終え周りを見てみるとアリス以外が目が殺せと語っていた。

一人だけアメリカ人気質が出たのかアメリカ系の軍人だけが親指を首に当て切るようなジェスチャーをしていたが・・・。

私自身動物が殺されるのは何も思わない。

だってご飯だべるから。

一部の人間以外は命を奪う事に躊躇するだろう。

私もその一人だ・・・が。

もう一度緑の小人を見てみると腰布があるあたりにテントができていてこちらを熱烈な視線で見てきている。

その瞬間私の中に感じたことがないような感情が流れてくる。

女としての防衛本能か生理的に無理という言葉の意味を今理解した。

生命の危機になれば大きくなることもあるだろう。

だがその視線はいただけない、鳥肌が立つ。

私は徐に刀を抜き正眼に構え刀を振り上げ振り下ろす。

そして刀を離し横え飛ぶ・・・。

刀を何も考えずに振り下ろしたはいいが私の良すぎる目は緑の小人から噴射する液体を見てヤバいと思いかわしたのだ。

有名なエイリアンの映画のように血液がかかって溶けるのはごめん被りたい。

緑の小人を見るともう息をしておらず死んだようだ。

小人から私が洞窟に入って感じていた白い靄が少し私に近づいてきた。

白い靄の事より初めて生き物を殺した事に何も感じないことの方が問題だと思う。

精神的に変わってしまったのか元々そう言う人間だったのか今はもう確認のしようがない。

私は刀の柄に血がついていない事を確認し刀身についた血を紙でぬぐい鞘に収める。


ガンッ!

大きな音が響き私の後頭部に衝撃がはしる。

緑の小人の仲間かと思い振り向くとそこには・・・。

黒い武器を片手に持った小柄な人影がいた。

黒い武器をよく見るとクレア先生の持っていた警棒だ。

奪われたのだろう。

その警棒がを更に振りかぶり私に振り下ろそうとする。


「待って、どうしたの?」


私は襲ってきた小柄な人物・・・アリスの説得を開始する。

警棒の攻撃を避けながらアリスをよく見てみると口元が笑っていた。

もしかして精神的な何かがと思いクレア先生を見ると手を頭に持っていきヤレヤレという感じのジェスチャーをしていた。

何故と疑問に思っていると正面から警棒が打ち込まれて来る。

咄嗟に鞘に入った脇差を掲げ防御する。

すると目の前にいたアリスの体が持ち上がる。

クレア先生が首を持って持ち上げたようだ。


「気持ちはわかるが後にしろ。」


クレア先生は小声で何かをアリスに言うとアリスは大人しくなった。

アリスが大人しくなったところで今日は引き返すようだ。

目標は達成したらしくこれでミッションクリア。

帰りの道はあれだけ私にくっついてきていたアリスがくっつかずに一人で歩いている事が気にはなる。

行きと違い帰りは緊張がそこまでなかったせいか車まで早くついた。


「車に乗っていろ。」


赤外線暗視ゴーグルが回収され後部座席に私が先に乗り込む。

少ししてアリスも乗ってくるがいきなり私に抱きついてくる。

混乱して私の事を急に殴ったことや洞窟でのストレスから解放されて甘えてきたのだと思い抱き返し頭を撫でる。

ネチョ。

何かついた?と手を見た瞬間に車の電気がついた。

緑。

そう緑だ。

匂いを嗅いでみると生臭い。

そっとアリスの方を確認してみると灰色と黒の迷彩服が緑になっていた。


「ちょっとアリス、これ何?」


私の質問に答えずにアリスは自分の顔についた緑のものを全部私の服で綺麗になるように擦り付ける。


「許さない・・・。」


アリスは一言そう言うと私に抱きつき続けた。

家に着く前にどこかの施設なのだろう。

そこのシャワー室に案内されアリスと一緒に洗われ帰宅する。


「小冬音が避けた血全部かかった。」


膨れっ面のアリスにそう言われて初めてあれが小人の血なのだと気がついた。

鉄臭くない少し生臭いものだと思っていたが。

私はアリスが怒る理由がわかり2時間以上謝り倒しやっと許してもらった。


「ごめんね。」


「はぁ。」


ため息をついて横になるアリス。

女の子の許してくれているかよくわからない行動に本当に許してもらえたか不安になりながら私も横になる。


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