「なろう」システムの賞味期限切れ
短編ホラーばかりじゃなく、エッセイでも読んでみようと、一覧を開いた。
ずいぶんと「なろう」ランキング上位作品の書籍化に批判的なものが多かった。
粗製乱造。
読んでみて、そー言う事かーとおもった。
そもそも私は、「なろう」で連載を、読んだことがないし、ラノベも、読んだことがない。
でも、システムとして、「ランキング上位を」というもので、継続的に続いた物を、見たことがない。
記憶に新しいのは、お笑いライブとかだ。
面白くないと、手を挙げた観客が三人居たら、そこで中止、と言うものまで有った。
番組では、画期的と持て囃していたが、
「金取っといて、こんな、他の客に失礼なシステム、こいつら全員頭おかしいんか!」と、憤りさえ覚えた。
ここで考えるのは、支持層が同じであると言うことである。
例えて言うなら、一つの池と言うことだ。
最初の一匹は、池の主かもしれない。
でも、次の一番は、二番手だ。
そして、次の一番は、三番だ。
魚に例えたら、乱獲すればするほど、一番は小魚になっていく。
小説にせよ、漫画にせよ、コンテンツ出版ビジネスを継続的に続けようと思ったら、
他の池を探して来る技術、そこで捕まえた魚を、最適な料理に仕上げるための、レシピを考える技術、そんな目利きの、編集者を育てるしかないのだ。
だから、読者ランキング上位を…と言うシステムを、数学的に考えれば、継続性は、ない。
粗製乱造のエッセイを、読んでいくうちに、「なろう」のシステムは、賞味期限間近なのだと、感じさせられた。
これを、読ませていただいたエッセイの、感想に、したいと思う。
ランキングって、消費者に直接聞いているようで、ある時期を過ぎると、不思議と、ランキングの志向と、マーケットの志向が、解離していきます。
それは、以前のお笑いランキングでも、見られました。




